日本の原発政策の根本問題は・・・
日本の原発政策は何が問題か?
一番の問題は、国民が原子力発電を容認しているのかどうか、それが諮られていない事だと思います。
具体的には原発の是非について国民投票が為されていない。
日本に原発がいるのかどうか、そもそもそこから問わなければならないのだと思います。
何でもかんでも国民投票をすべきとは言いませんが、少なくとも国民の命と生活に多大な影響を与える原発ですから、国民投票に掛けるべき事柄ではないでしょうか。
憲法では居住移動の自由などが認められている筈ですが、原発事故が起こればそれが規制されます。
これって憲法で保障された自由への侵害ですよね?
安全の為とはいえ、憲法で保障された自由を規制される状態となるのですから、国民がそれを受け入れるのか問わなければならないのでは?
因みに、私個人は原発は良くないと思っています。
その理由は、原発の最悪の事故を考えれば、この狭い日本に建設する訳にはいかないからです。
事故は常に最悪の事態が起きると想定しないといけません。
原発事故の最悪は、炉心融解のメルト・ダウンの次の、核燃料が格納容器を破壊して地下にまで漏れ出すメルト・スルーでしょうか?
チェルノブイリ原発事故がそれに当たるのですかね。
そんな事故が起これば、当然その地には住めませんよね?
事故が起こる可能性を排除するのが大切だとはいえ、起こる時には起こるのが事故ですよね?
狭い日本でそんな事態に陥る訳にはいかなので、私は原発に反対です。
ただ、日本は民主国家ですから、多数決で決まった事には従いますよ?
その為には原発のメリットとデメリットを正しく開示し、国民の判断に委ねないと。
メルト・スルーを起こす可能性のある原発でも、エネルギー政策上、国民が必要と思ったのならその決定に従います。
いつの間にやら政治家が勝手に導入を決め、我々国民は原発そのものの是非を問う事が出来ない状況が問題だと思うのです。
その代わり、一度原発を受け入れると決まれば、事故が起きても文句を言うなと。
怠慢などで事故が起きれば、その限りではありませんが。