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転生王子は何をする?  作者: 血迷ったトモ
第2章 学園編
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第55話 レンバッハ家のお屋敷到着 〜庶民には理解出来無い広さですね〜

初コメントありがとうございます!


マクシーネさんの名前を、ローゼマリーに変更しました。愛称がちょっと可哀想との事でしたので。

フルネームの時はそうでも無かったんですが、愛称にしたら際立ちましたね(笑)。

ローゼマリーを見送った10分ほど後、ホルス一行はレンバッハ家の屋敷に到着した。

そこはもはや一つの村と言っても過言では無いレベルの広さであった。

恐らくは下働きの者達が住むであろう小さめな家が10件近くに、超巨大な屋敷。そしてその後方に生い茂る()

実はこの街、こういった貴族の私有地や学園にある森林が面積の半数を占めているという脅威の都市なのだ。


「…ひ、広い。土地=権力の象徴だとしてもやりすぎとちゃうんですか?」


馬車の窓から外を見て、あまりの広さについ変な口調でツッコミをいれるトリス。地図によるマーカーで位置を確認していた事はあるが、実際に目の当たりにすると言葉がない。


「ははは…。確かに僕も広すぎるとは思うんだけど、先祖代々の土地だから、どうしようもないんなよね。」


唖然としているトリスと、苦笑するホルス。そんな2人を乗せた馬車はそのまま鉄格子の門をくぐり敷地内へと入っていく。


「何か侵入した賊が近衛に追われたら、一週間後に渇き死にした状態で森で発見されそうだな…。」


「あ〜…。それに近い事もあったね〜。」


「あったんかい!?」


トリスの巫山戯た発言に、真面目に答えるホルス。


「うん。確か2、3年前に裏手の森を近衛が探索したら、1年近くサバイバルしてた何処ぞの貴族の手先が居たっていう事件があったよ。その人はここに侵入しようとしたら、迷っちゃって大変だったって言ってたと思う。」


「どんだけだよ!?そいつ、アホちゃうの!?」


トリスのツッコミに苦笑いで答えるホルス。


「う〜ん。裏手の森とは言ったけど、実際の所は森の一部がレンバッハ家の土地で、このエコールって街は森の周辺や中に屋敷や学校があるっていう所なんだよ。」


「は〜。そりゃ迷うな。毎年行方不明者がわんさか居るんじゃないのか?」


トリスの質問に、突如として真剣な顔付きになるホルス。その様子に思わず背筋を伸ばして聞く体勢に入るトリス。


「うん。この街の問題の1つだね。しかも数年後に野生化した状態で見つかる人が半数で、残りは一切見つからないんだ。」


「え?死体も?」


「うん。」


「何それ怖っ!」


思わず戦慄するしかない事実だが、トゥール王国においてもここ数年で語られるようになってきた、七不思議の一つに挙げられている。因みに残りの6つは、『王都近くの森の謎の破壊跡』、『冒険者トリスの正体』、『王都内を飛び回る謎の影』、『カレンベルク商会が発案する摩訶不思議なアイディアの出処』、『急速に減少する盗賊団』、『何故か姿を見せない第3王子』がある。

お気付きだろうが、七不思議の内6つの原因となっているトリスに怖いもクソも無いであろう。


「ま、まぁトリスなら逞しいから迷ったりはしないと思うよ?」


「それってフラグだよな?」


「フラグ?何それ?」


ちょっと嫌な予感がしたトリスが呟いた言葉に、首を傾げるホルス。


「あ、何でもないから大丈夫。それより目の前に来ると、改めて本当にでかいな〜!」


「う、うん。僕もこれは無駄だと思うんだけどね…。」


馬車の窓から見えるのは4階建ての屋敷で、100メートル近く離れないと視界に収まりきらないほど横にでかい。


「何部屋くらいあるんだ?」


「う〜ん、分からないけど多分50は下らないと思うよ。」


「うん、問答無用で無駄だな。」


トリスがバッサリ切って捨てると同時に、屋敷のドア前に馬車が停まるのであった。

皆さんは、どうやってランキングにも載っていない当作品を見つけるんですかね?

今日(3月27日現在)はPV数がぶっちぎりで最高記録でした。読んでいただきありがとうございます。

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