5thコネクト・アナログゲームオフ会@名古屋 オフレポ
原則として敬称は略させていただいております。
『ますださん』はそのまま『ますださん』自体がハンドルネームです。
8月7日(日) 天気は晴れ。気温34度。暑い!!
常磐はオフサ会主宰の『白房公介』からとある知らせを受け取りました。
『そこにはアナログゲームの腕に覚えのある猛者達が一堂に会する! 最強の名を受け取りたくば集え! そこに全てを置いてきた!!』
そんな誘い(大いに語弊あり)を受け、またしても九州から気合と夜行バスの都合で朝8時に名古屋着! ちな集合時間は13時な。ナンテコッタイ!
そんなこんなで路頭に迷う常磐を救うために迎えに上がってくれた主宰、白房と合流し名古屋から地下鉄にて数駅揺られました先の生涯学習センター。
そのロビーに掲示されているホワイトボードには、今回もオフサ会(白房主催のオフ会のこと)の文字が燦然と輝いています!(何度でも繰り返される大言壮語)
常磐と白房が一足早く12時に到着し、どうぶつしょうぎに勤しむ中『まる』、『うささ。』のお二人が同時に到着。二人を交えまたパチパチと打ち込む中、ロビーにてもう一人の参加者『福井 暢宏』が到着し、到着ついでにどうぶつしょうぎで無双中の常磐を瞬殺。なんて奴だ。
前回、オフレポ時に「重役出勤の『すぅさい』」と紹介された『すぅさい』君、今回はちゃんと集合時間に余裕を持って到着! 無印の『すぅさい』君へとランクアップ!!(パララパッパパ〜♬)。
その後、我々は思っていた以上に広大な部屋へと通されてしまい、「広っ!」と各々リアクションを取りつつ、セッティングを行います。
白房は我々の前に『どうぶつしょうぎ』『ククカード』『タラブの人狼』を差し出し、「さぁ、ゲームを始めよう……」と吹き荒ぶ風(ただし気のせい)を纏いながら言い放ち、まずはククカードからオフサアナログゲームオフ会が開始されました!
このカードゲームは、単純に説明すると「15」〜「−4」のカードの内、山札から小さい数字のカードを引いた者から抜けていき、最終的には一対一のバトルで大きなカードを引いた者が勝利する、というゲームなのですが、11以上の絵札が発動する特殊効果や交換のプレッシャーによって、一筋縄ではいかない奥深さがあります。
ところでオフサ会の主宰、白房は自身のアイコンにも白猫を使う程の白猫男なのですが、今回使用したククカードの「12」には白猫の絵が描かれています。
そう……今、彼の背中に、白猫が宿る! 山札に2枚しかない白猫を準決勝、決勝と2連チャンで引き当てる。フシャーッ!! と相手に飛びかからんとする白房のカード!
まる「人間(14のカード)でーす」
白猫吹き飛んだーッ!! グッバイ白房! その後もまるとうささ。の強烈な引きの強さの前に白房は無冠の帝王と化すのでした。最後に到着した『ますださん』を含めて行われたラストゲームなんて、うささ。にクク(フクロウ。15の最強カード)出されましたし。そりゃ勝てねぇっすわ。
第二のゲームは『どうぶつしょうぎ名人戦』
縦4マス横3マスの12マスに、自分と相手それぞれ4つずつの駒が繰り広げる奥深き熱い戦いに刮目せよ!
今回は特別ルールとして白房を抜いた6名の内、本命の福井氏とダークホースますださんの二人をシードとして置き、トーナメント形式で争います。
第1戦。常磐V.S.うささ。
虎視眈々と福井氏へのリベンジと名人の称号を狙いまくる常磐、あえなくうささ。の攻めに沈黙の段。
第2戦。すぅさいV.S.まる
今日初めてルールを知りました、同士の対局。パチン、パチン! と小気味の良い音が鳴り響かせつつ、すぅさいが熱戦を制しました。
そして問題の第3戦! 福井V.S.ますださん
いつでもこうしたボードゲームにおいて要注意人物としてマークされる男、福井。彼は知る人ぞ知る存在。その正体とは、連珠(競技五目並べ)の世界ランク21位で日本代表。
そんな福井六段に挑戦状をいち早く叩きつけるのが詰連珠初段とも言われるダークホース、ますださんなのであります(ただしこの対戦、種目はどうぶつしょうぎ)。この対局、盛り上がらない訳がない!
パチン! パチン! と指される一手一手に会場中の視線が釘付けになる。息詰まる打ち合いが繰り広げられ、もう何手打たれたのかもわからなくなった中盤戦。後手、福井六段の一手は、互いの駒を完全に上下対称とするものでした。その、刹那!
ますださんの目が鈍く光る。まるで、『俺はその一手を待っていた!』と言わんばかりの鋭い目線。今ここに、会心の一打が刻まれる!!
ますださん「秘技、天地返し!!」(将棋盤180度ひっくり返しー)
会場中がその一手にどよめき出す。ある者は「なんだこの一手は! 見たことも聞いたこともない!」と驚嘆し、またある者は「これは俺でも予想していなかった一手だ……」と感嘆の息を漏らし、またある者(常磐)は「天地返して! 天地返して! この局面で、ぶっひゃっひゃ!」とバカウケしていました。
参加者の知能レベル(特に最後の一人)が丸わかりになる一手の後、ますださんの「あ、俺詰んでるわ」の一声を最後に福井六段が勝利。
このまま福井六段はノーシード組の勝利者、うささ。をも難なく詰ませることであっさりと名人の称号を手にすることとなりました。おめでとうございます! 新月の夜は、後ろだけじゃなくて真上にもご注意くださいね!!
その後小休憩に入ったのですが、興奮冷めやらず、常磐とすぅさいがどうぶつしょうぎのエキシビションマッチを、ますださんと福井六段が連珠エキシビションマッチを同時に行いました。どうぶつしょうぎは常磐の勝利に終わったのですが、すぅさいの取り組み方を見ていると、次はどれ程強くなっていることだろうか。今後が楽しみだ、と会場中の皆にそう思わせる姿が印象的でした。
一方の連珠エキシビションマッチですが、打ち込んでいる最中、またもますださんが「……終わってるなコレ」と投了を宣言。
呆気に取られ、訳のわかっていない常磐達に、福井六段からの解説(めちゃ贅沢!)が繰り広げられる。そんな濃厚な時間を過ごしました(休憩が休憩じゃないよ!)。
休憩を終え、15時より簡単なレクチャーを踏まえてGM無しの特別ルールでタラブの人狼一回戦が始まりました。
いったい誰が人狼なのか? 考えようにも証拠がなさすぎる展開に一石を投じる為に、すぅさいが立ち上がる!
「俺は占い師です! 俺を吊らないようにしてください」
という勇気あるカミングアウト。……しかし、
白房「対抗カミングアウトします。俺が占い師です!」
なんということでしょう! 村に一人しかいないはずの占い師が、二人も名乗り出てきました。きっとどちらかはクロ(人狼)です。しかしこうなると強いのが白房。かつては、
白房「俺、もっと無双できると思っていた!」
と反省の弁を口にするレベルであったというのに、いつの間に討論で周囲を納得させてしまう程の『言葉の腕力』を身につけていました!
後から名乗り出る方が怪しいことが多い、というすぅさいの的を射抜くような発言もかき消してしまう程の腕力に、初日は村人(福井六段)を吊ってしまいます。
しかし常磐は気づき始めていました。ますださんが怪しい、と。かなり直感めいたレベルでしたが、白房の言動、ますださんの言論のレベルと釣り合わない行動に違和感を覚えていたのです。
けど、常磐は主人公ではなかったようです。なぜなら、主人公よりも先に結論にたどり着く。それはまさしく……死亡フラグ!!
常磐「ギニャーーーーーーーーーーッ!」
常磐は翌朝、無残な姿で発見されてしまったのであります。悔しい。これは悔しい。
その後も、村人達は人狼を言い当てることができないまま過ごしてしまいゲームセット。クロはやっぱり白房とますださんでした。ちくせう。
続けて白房をGM、常磐が見物人として人狼一人の第二ゲームが開始される。 ここで威光を発揮したのがまたしても福井六段です。
「私は庶民です!」
椅子に深く腰掛け、背筋をぴんと張り、澄んだ瞳で繰り返されるその発言が、皆の心に(こいつ怪しいぞ、という意味で)響き渡り、更には、
「うささ。さん、あなた今、目が泳ぎましたよ! あなたではないんですか!?」
と、推理ではなく相手の反応から人狼を言い当てる。まさしく、『連珠に生きる男が連珠盤をひっくり返す』パワープレイ。そして決選投票の結果、うささ。(クロ)は吊られ、ゲームセット。
うささ。「俺は嘘が下手だ、ということがよくわかった」
という万民ご納得の総評が飛び出したところで、一次会のオフラインゲームオフサ会は幕引き。
うささ。まるの二人とはここでお別れし、残る5人は、車で会場に乗り付けていたすぅさいの運転で焼肉二次会へレッツゴー!
そこでは連珠、将棋等のボードゲームや、人狼等のゲームで頭を使う、ということから始まり、頭の良さ、IQについてや、行動が示す人の心理……。様々な深い話が炭火焼の焼肉を挟んで繰り広げられます。
常磐ですか? 色気より食い気なんです! モグモグガツガツ!! ダイエット? なんだっけそれ? 僕よくわからないや!
はるばる九州の地から参加した常磐でしたが、ついに帰りの時間が迫ってしまいました。名古屋駅まで向かう車中、お別れムードが包む、祭りの後みたいなしんみり感の中、誰かが口を開きました。
福◯六◯「どうぶつしょうぎ……アァ、ゾウさん、長いの……すっごく、長いのォ……。あぁ、キリンさん、もっと長いィ!! ライオンさん!? フッサフサだよぉ……すごく、フッサフサだよぉ」(恍惚)
(個人の名誉の為一部名前を伏字にしてお送りしております)
もう常磐は子供にも親しみやすい、優しいタッチのあのイラストを、純粋な気持ちで見られないよ!!
福◯六◯「あ、アァ……奥まで! 奥までェ、イッちゃう、イッちゃうとぉ、ひよこさんが、ニワトリさんに、なっちゃうのぉ……ピヨピヨォ!!」
ますださんの「歪みねぇな」というコメントに、皆が満足気に頷いたところで、今回のオフサ会はお開きとなりました! 楽しい時間、美味しい食事、実り多いお話。その全てをここに書ききることは到底できません。
いつだってオフサ会では楽しい時間が流れます。現地では述べられなかった感謝の気持ちをここで述べさせていただき、『人と集まりたくさんのことができる』このオフサ会のオフレポとしてここに残します。
私たちの集まりに興味を持たれた方は遠慮なくお声をかけてくださいね!!
オフサ会参加者の方へ。
掲載された内容に問題がございます場合は執筆者の常磐、もしくは主宰の白房までご連絡ください。即時修正いたします。
読者の皆様へ。
お読みいただきありがとうございました! 本文にも記した通り、オフサ会の楽しさのすべてを記しきる、ということは到底できません。私たちの集まりに興味を抱かれましたら、twitterにて、@evagredora宛メッセージをください。このオフレポの拡散も大歓迎です! 宜しくお願いします!!