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夏生詩集3

咳がでる

作者: 夏生

咳がでる

あたたかくても

やさしくても


咳がでる

うれしくても

楽しくても


咳がでる

声をあげても

叫んでも


咳がでる

静かにしていても

はしゃいでも


咳がでる

何かしても

何もしなくても


咳がでる

うっとりしても

覚めていても


咳がでる

抗っても

抗わなくても


咳がでる

治っても

治らなくても


咳がでる

あなたといても

あなたといなくても


咳がでる

咳がでる

咳がでる


はね除けてしまう

はね除けてしまう

大切なものまで


爛れた喉奥は

無闇に嫌う


止まらない

止まらない



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― 新着の感想 ―
[一言] 全てを言わないからこその良さってあるんだなぁと気がつかされました。想像の余地を残すのって、何というかあまり出来ないことだと思うのです。読む人に、自分の思った通りのキャラクターを思い浮かべても…
[良い点] ・タイトルどおりの内容? ・ちゃんと反復してる点? [気になる点] ・咳が出る事を、無理矢理詩的にこしらえました…的な内容。これを求める人は果たして―? [一言] 良くも悪くもタイトルどお…
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