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黒い竜と白い竜  作者: タカチ
第2章
10/24

入学式

雄輝を高校生にしてみました。

ここから物語を進めていきたいと思います。



ここまでのグダグダ話にお付き合いいただきありがとうございます。

なるべく頑張るつもりですが、なにぶん読む専門で拙い部分が多いと思いますが気軽に読んでください。

俺達は無事高校生へとなることができた。


クロと出会ってから中学を卒業するまでいろいろな出来事があったが割愛させていただくとしよう。

何より俺が思い出したくない。

特にクロとの特訓とか特訓とか特訓とか!



何はともあれ俺は家から20分ほどの龍属専門第一高等学校に通う事になった。

この学校には寮もあるが自宅が近いことと、あまり人づきあいが得意ではないことと、クロが隠業出来なく男子寮にいるには目に毒だと言う事から学校側からも自宅通学を進められた。


クロについては今の格好を見ると分かるが、黒タイツに深緑と黒のチェックのスカート、深緑のブレザーという出で立ちをしている。ブラウスについているリボンが気にいらないのか、鏡とにらめっこしている。

どこからどう見ても高校生です。ありがとうございます。



見た目は女子高生でも中身はいい歳いってるからなー。ちょっと前の話が200年前だし、俺に対する羞恥心会無だし、少しは年頃の男の子に配慮してくれても良いと思うんだ!


風呂上がりとか特に!!



隠業の出来ないクロが生徒として通うには前例がなく交渉が少々難航したようだが、それは俺には知らされていない。

クロと父母が何やら校長を脅しつけたとか、理事長につけておいた借りを返してもらったとか何とか……。



小高い丘に作られている学校は、今桜が咲き乱れ、新たに迎える若人わこうどを歓迎しているようだった。

ここは専門学校自治区、俺が通う龍属専門第一高等学校以外に、麒麟属第二専門学校、精霊属百合高等学校、大学機関等や学生寮が多く存在する。


平穏とは言えない時代に、若者を守る事は国を守ることと謳ったお偉いさんがいた。龍の加護を受けた者は最低でも通常兵士の10人分の力を発揮する。

麒麟や精霊も能力の違いや差はあるが大切な戦力である。


市内で分断し各個撃破の的になるなら、大きな的になっても大戦力として徹底抗戦した方が守りやすいし、戦いやすいと学校をまとまった地区に作りだした。



――入学式――


「結構人がいるんだなー」


自分の周りにはほとんど龍の加護を受けた者がいなかったので、こんなに同世代がいることに戸惑いを覚えた。

だが、関東一円の龍に加護を受けた高校生を集めているのだから、高校生全体の割合をみると非常に少ない事がわかる。


「そうね、なんか人が多すぎてクラクラしてきたわ」


クロは人混みが苦手なようだった。隠業も出来ないので俺の隣で顔をしかめている。


会場は学校内の体育館となっていて、バスケットコート2面分の体育館は新入生250人分の椅子と、在校生約500人分の椅子が分けて置かれていた。


クラス分けは至って簡単である。

火、水、風、土属性ごとに分かれていて、先の属性以外のものは特殊クラスの計5クラスに分けられる。


恙無くつつがなく入学式も終わり、俺は配布された資料をもとに自分のクラスへと向かった。

むろん特殊クラスである。








懐かしい気配がする。

しかし、なんでこんなによわよわしい気配なのだろう。

私が知っているあの方はもっと苛烈な気配を放っている方だった。まさか、私があの人を違えるたがえるはずがない……。


ふらふらと気配のする方に引き寄せられていった。




遅くなりました。


いつも以上に短いですが、高校生編はじまります。



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