表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/29

Z.K.T.J

初投稿中です。

憧れの職業、探偵ものです。

読みやすく書くつもりでいます。読みにくい感想でもいいのでいただけたら幸いです。

 必ずしも平和が一番ではない職業がこの世の中には存在する。

ある種の人々には非日常、事件こそ飯の種でありつつ、平和を願う義務も課されている。

そんな業種の中にあり、時としてダークサイドでしかない我が生業。

せめてもと屋号だけは日向をイメージしてみた。

【Z.K.T.J】

仕事着である黒いベストの右胸のところに銀の糸で刺繍されている。

このベストは自ら決めたこの事務所の、俺の制服だ。

開業にあたり仕立て屋に3着ほど発注したもので腰のアジャスター部にあるシルバーのバックルが非常にいい感じ。コットン地の白いカッターシャツと合わしている。

基本ネクタイはせずに第一ボタンは外す。

シャツの方は常に10着ほどストック。清潔さが一番だ。

下に穿くものは特に定めていない。黒いスラックスやベージュ色のチノパンが多い。そいつに合わして靴も決める。

全身的にタイトに装っている俺の仕事は探偵である。


なぜそんなハードでボイルドなジョブに就いたかは後に語るとして

階段も狭く今にも「老朽化!」と口に出して言いだしそうな怪しい雑居ビルの三階に

これまた怪しく【Z.K.T.J】と書かれた扉の中に我が事務所は存在する。

とにかく扉を開けて欲しい。事務所はいつだってなるべく綺麗にしているし

お客さん用のカップだって紙コップなんかじゃないんだぜ?コーヒーに日本茶、紅茶もあるよ。

ソファだって茶色い革張りので高かった。最初は自分が座る時も誰かが座る時も緊張したものだ。

そのうち引っ掻き傷も味だって気づいたね。

とにかくだ、事務所に入ってきてもらえばわかる。ここはハードでボイルドな住処ではなく

アットでホームな空間なのだ。

そうだな日本の大学にたとえてみようかな「入るのが大変で…」

…まぁいいだろう…だいたいわかっていただけただろうし。


俺、中村一政(いっせい)(探偵は本名を名乗らなかったりする)は若干ハタチにしてこの事務所を開業し一年弱になる。

事務所などとほざいてみたが零細もいい所だ。今のところは好きにやっているのでしょうがない。

忙しくなってきたら人を雇おうなんて考えてもいるがその際の不安は「俺より探偵なやつが来たらどうしよう」って事。

俺には探偵の英知がない。経験ゼロでスタートを切ったのだ。

それはミステリを読んだり探偵ドラマや映画、二時間くらいのサスペンス物見たりの準備はしたけどね。

まぁそんな不安もしばらく必要ないくらい暇で今日もスケジュールは事務所待機。

この街ってこんなにも平和なんだと実感している。いや、無理にそう飲み込んでいる。

今日こそはと一念発起しこの質素な我が事務所のもうしわけウェブサイトにキラーコンテンツを加えるべく

昼過ぎから机のデスクトップにて管理ツールを開いている。

休憩を挟み約4時間、一念を発起させただけではキラーなコンテンツなどは生まれないと解りはじめてきた頃、例のノックがこの事務所に響いた。

そして一年弱が経過し茶色が少し濃くなってきた革のソファにて面接(笑)がスタートするわけだ。

こいつはちゃんとわかっているのだろうか、扉の文字【Z.K.T.J】

ずばっと、解決、探偵、事務所という事を…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ