2話
運命の赤い糸だと思ったのは小指に糸が巻き付いていたこととみんなには見えていないことだ。
私の感覚と違うのは赤い糸だけではないことだ。多分赤い糸は運命の赤い糸であっていると思う。青い糸は両思いだと思う。だって私のお父さんとお母さんはすごいイチャイチャしていてまるで新婚さんみたいだから、絶対両思いだという確信がある。
お母さんとお父さんが紫みたいな赤と青のマーブルの糸でつながっているのは赤い糸と青い糸が混ざり合ってできた糸だと思う。
「おい、どうしたみゆ。具合悪いのか。」
「ううん。大丈夫。」
「そうか?」
「たかしさんの言う通りよ、具合悪かったら言いなさい。」
ずっと立っていたから不審に思われたみたい。今見えていることを言ったらきっと病院に連れてかれる。私がいらないって言っても無理やり連れてかれるだろうな。
「立ち眩みしちゃっただけだから。ごはんの用意手伝うよ。」
「ほんとに大丈夫?大丈夫そうならこれ運んで。」
「わかった。」
うまく誤魔化せったみたい。良かった〜。
こんにちは。新人小説家、星街そらです。
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