表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/262

第47話 堺からの帰還

感想、評価、ブックマーク登録、いいね!を頂きありがとうございます。


読んで頂き大変ありがたく思っております。今後もよろしくお願い致します。

 天正三年(1575年)四月の末旬、長浜城に帰還した重秀、正則、清正は本丸御殿の大書院にて秀吉と面談。帰還の報告を行った。


「まずは無事に帰ってきてよかった。では早速、資金調達について話を聞こうかの」


 秀吉の言葉に、重秀は「はいっ」と自信ありげに言うと、300貫文の譲渡証文を差し出しながら、5千貫文の融資について説明した。その説明を聞いた秀吉は、みるみるうちに機嫌が悪くなった。


「・・・おい、結局持ってきたのはこの紙切れだけか?」


「え?あ、はい」


 秀吉の機嫌の悪さに戸惑いながら重秀が頷く。その瞬間、秀吉は初めて重秀を叱り飛ばした。


「このド阿呆!何故換金してこなかった!?ただの紙切れで、百姓が動くかあ!?」


 当時は証文での商取引が当然に行われていたので、『ただの紙切れ』と言い切るには語弊がある。しかし、百姓に喜ばれるのは銭か米である。


「まあ、その証文は長浜の商人から銭を借りるときの担保になるからまだ良しとしよう。問題は、たった三百貫文で足りると思っておるのか!?」


「え?しかし、三百貫文ですよ?米なら約六百石です。それなりの銭ではありませんか?」


 重秀がそう言うと、秀吉が溜息をついて重秀に言った。


「・・・今回買った三組計六匹の牛、あれ一匹七十貫文じゃぞ。六匹で四百二十貫文。足りぬぞ」


「・・・」


 唖然とする重秀に、さらに追い打ちをかけて秀吉が言う。


「ところで、五千貫文の貸付金の利率は?」


「は?」


「利率!利息が幾らかを決めてきたのかと聞いておるんじゃ!」


「い、いえ、決めておりませぬ・・・」


「阿呆!銭の貸し借りで利率を決めぬ馬鹿がどこにいる!いや、決めることはできなくても、せめて聞いてくるもんじゃ!何故聞いてこなかった!」


「も、申し訳ありませぬ・・・。失念しておりました・・・」


 あからさまにがっくりと肩を落とす重秀を見ながら秀吉は大きく溜息をついた。


「はあ、まったく、岐阜で何を学んでいたのやら・・・。もうよい。お主に堺の商人を相手させるのは早すぎたようじゃ。もう下がれ。下がって頭を冷やしてよく考えよ」


そう言うと秀吉は重秀を追い出すように手を振った。重秀は「失礼致します」と、蚊の鳴くような声を出して退出していった。そして、正則と清正は青い顔をしながら後を追っていった。


「・・・兄者よ。少し怒り過ぎではないか?確かに藤十郎に落ち度はあるが、三百貫文を譲渡させただけでも大したもんだと思うぞ。だいたい、絹も牛も物がないのに銭を引き出すなんて、並大抵の者にはできん。それに、藤十郎は岐阜城では小姓だったじゃろ。小姓ごときが商人と交渉する訳無いじゃろうに。するのは奉行衆じゃ」


「小一郎の言うとおりだぜ、義兄貴(あにき)。それに、宗易様の文が来るまで機嫌が良かったじゃないか」


 大書院で秀吉と一緒にいた小一郎と浅野長吉がそう言うと、秀吉はムスッとした顔をしながら言った。


「その宗易様の文に、『準備できた五千貫文の利率はいかが致しましょう』と書いてあったからこそ、儂は藤十郎を叱ったのじゃ。宗易様だから良かったものの、他の商人なら文で知らせてこないわ」


「あー、確かに。商人なら決めてないことを逆手に暴利を貪るだろうな」


 長吉が納得したような声を上げる。秀吉はさらに話を進めた。


「藤十郎はどうも人を信じやすいところがある。まあ、今まで藤十郎を騙そうという者に会ったことがないから仕方ないことなのは分かっている。しかし、人は一皮むけば欲望の塊よ。少しでも隙を見せれば、大切な物を奪っていくものよ。そして儂には分かる。藤十郎はそういった下衆な輩から見れば、絶好のカモよ」


 底辺を彷徨った経験を持つ秀吉は、そういった人間の欲望を見てきた。そして、そういった欲望の強い人間が、いかに『弱い者』達から何もかも奪ってきたかもよく知っていた。そんな秀吉から見れば、重秀はまだまだ『弱い者』であった。


「ま、そういった弱い部分は我らで強くしていけば良い。それよりも小一郎よ。済まぬが藤十郎の奴を励ましてやってくれんか?」


「それは構わんが、兄者が励ました方が良いんじゃないのか?」


 秀吉に頼まれた小一郎がそう言ったが、秀吉は首を横に振りながら答える。


「今さっきの時分で励ましても、かえって藤十郎には伝わらんわ。それよりも、普段叱っている小一郎が励ました方が効果的じゃ。藤十郎も忘れられん経験となるじゃろうて」


「・・・分かった。まあ、儂に任せておけ」


 小一郎が頷くと、秀吉もまた頷くのであった。





 重秀が二の丸御殿に戻ったということで、石田正澄、山内一豊、加藤孫六、大谷桂松が重秀のいる書院に集まってきた。しかし、彼等の目に入ったのは、上座でしょげかえっている重秀だった。


「どうしたんです?若君」


 正澄が側にいた正則に聞くと、正則が本丸御殿で起きた出来事を話した。


「珍しいですね。殿が若君を叱るなんて」


 正澄がそう言うと、一豊が首を振った。


「いや、殿の叱りは正しい。商人のえげつなさはこんなものではないからな」


 そう言うと一豊はうなだれている重秀の前に座ると、大声を上げた。


「若君!そんなにくよくよされますな!こういう時は、槍で体を動かせば、きっと元気になりまするぞ!」


「いやいや、ここは馬で遠出に行きましょう。馬で駆ければ、気も晴れましょう」


「いや、兄貴。ここは船をかっ飛ばそうぜ!竹生島まで遊びに行こうぜ!」


 重秀を励まそうと一豊と孫六、正則がそれぞれ提案するが、重秀はうなだれたままであった。


「その様な励まし方をしたところで、若君の為にはなりませんよ」


 そう言いながら広間に入ってきたのは、清正を従えた千代だった。清正が千代に重秀の帰還を伝えたついでに本丸御殿で起きた出来事を話したので、千代も重秀の様子を見に書院までやってきたのだった。

 千代は一豊の隣に座ると、平伏しながら言った。


「まずは、ご無事のお戻り、恐悦至極でございます」


「・・・ああ、千代さんか」


 うなだれていた重秀が頭を上げる。続けて千代が話しかける。


「お務めご苦労様にございました。虎之助殿より聞きましたよ。殿に叱られたそうで。祝着至極にございます」


 千代の言葉に重秀の目が見開かれた。他の人も驚いている中、千代は話を続けた。


「お父上が叱ったということは、若君のことをまだ見捨ててはおらぬということにございます。もし見限られたのであれば、叱ることをせず黙って遠ざけるものでございます。それをしなかったということは、まだまだ若君を必要とされておるのです。

 此度のことは、何がいけなかったのかをよく反省し、次にそうならないよう、どうすればよいかを考えましょう」


「千代殿の言うとおりじゃ」


 書院の外からそんな声が聞こえたので、皆がその声のする方へ顔を向けると、そこには小一郎と竹中重治が立っていた。二人は書院に入ると、重秀の前に座った。


「藤十郎よ。兄者はお主が憎くて叱ったのではない。お主にはまだまだ知らない事がある。その事を知って欲しくてあれだけ叱ったのじゃ。少しの過ちで命を落とすこともある。その過ちを、ちゃんと反省することだ」


「小一郎殿の言うとおりでございます。なに、若君はまだまだ若い。学ぶことは多くあります。それに、命を取られなかっただけマシでございます」


 小一郎と重治のフォローを聞いた重秀は、首をもたげると口を開いた。


「・・・とはいえ、何がいけなかったのか、よく分からないのですが・・・」


 重秀がそう言うと、小一郎が優しく言った。


「よくぞ申した。そこで意固地にならずにちゃんと聞いたのは、学ぼうとする現れじゃ。ま、商人とのやり取りは藤十郎もよく知らんじゃろう。それ故、儂と半兵衛殿がここに来たのじゃ。何がいけなかったのか、まずはこの証文から見ておこうか」


 そう言うと、小一郎は重秀が貰ってきた証文を床に広げた。


「この証文は宗易様と小西隆佐殿から百貫文、今井宗久殿と津田宗及殿から五十貫文の譲渡が示されておる。しかし、百貫文の証文と五十貫文の証文、違うところがあるじゃろ」


 小一郎からそう言われた重秀は、証文を見比べると違いがすぐに分かった。


「・・・あ、期限が書いてあるかないか?」


「そう、宗易様と小西殿は書いておらんが、津田殿や今井殿の証文には書いてある。この期日内に銭に変えなければ、この証文は紙切れじゃ。他にも・・・」


 小一郎の証文の読み方の講座がこうして始まったのであった。





 小一郎による証文の読み方、書き方などを始めとした商取引の講座は、なんと二刻もかけて行われた。途中で千代が退出し、代わりに石田三成が入ってくるなどしたが、休みなく行われた集中講義は重秀以外は皆疲れ果てたような顔をしていた。


「こ、こんなことまで覚えなきゃいけないのか・・・」


 溜息をつきながら、正則がそう言うと、三成が疲れた顔をしながらも批難の視線を送りながら言った。


「何を言っている。商人とのやり取りは我々もするのだぞ。覚えなくてどうする」


「いや、我々家臣が覚えるのは佐吉の言うとおりだが、主君たる長兄が覚えることではないだろう」


 三成に対して言った清正に、重秀が口を挟む。


「お前たちからすれば私は主君だが、御屋形様や若殿様からすれば私は家臣だ。覚えておいて()くはないだろう。しかし、商人の書く証文は、こんなに書き方があるとは思わなかったぞ・・・」


 重秀はしっかりとした声を出していたが、顔には疲労の表情が出ていた。そんな重秀に重治が話しかけた。


「若君、菅浦の事を思い出してくだされ。あの村は多くの記録を残しておりますが、それは全て訴訟で勝つために文書で残しているのです。少しでも記載に過ちがあれば、菅浦は訴訟で大浦に田地を取られていたでしょう。そして、北近江で訴訟を行うのは父上と、後を継ぐ若君なのですぞ」


「・・・そうか。裁く側の私も証文の形式を知っておかなければ、裁くこともできないか」


 重秀が納得したような顔で言うと、小一郎が頷きながら話した。


「半兵衛殿の言う通りじゃ。藤十郎、まだまだ学ばなければならないことが多いのう。じゃが、心配せんでもいいぞ。儂と兄者、半兵衛殿でしっかりと藤十郎を支えるからのう」


 小一郎の言葉に、重秀が「はい」と答えた。と、そこで正則が一言呟いた。


「そこに伊右衛門殿は加われないのか・・・」


 正則の呟きを聞いた一豊が「おい!馬鹿にすんなよ!」と正則の頭を軽く叩いた。それを見た皆が笑い出したのだった。





 次の日の朝、もはや日課となっている羽柴家のブレックファーストミーティングに参加するべく、重秀は正澄と正則、清正、孫六、桂松を連れて本丸御殿の広間へ向かった。

 広間に入った瞬間、上座で朝餉の膳を前にした秀吉から声を掛けられた。


「おお、藤十郎!昨日、土産で貰った南蛮菓子、確か『カステイラ』だったかのう!あれ、すごく美味かったぞ!()()も喜んどった!嬉しかったぞ!」


 正直、昨日のことでまた何か言われるのではないかと内心ビクビクしていた重秀であったが、カラリと笑った秀吉の笑顔に幾分か救われたような気がした。

 重秀らが所定の膳の前に座った後に、小一郎らがやってきて膳の前に座ったところで、ブレックファーストミーティングが始まった。もっとも、この後に朝の評定があるので、軽い連絡事項ぐらいしか話し合わなかったが。


 その軽い連絡事項が話し合われた後、秀吉が重秀に尋ねた。


「ところで、昨日は堺での話については銭の話しかしておらんかったが、他に話すことはないのか?南蛮人の食肉についてとか、茶の湯の教えについてとか」


 そう聞かれた重秀は、堺での出来事を話し始めた。千宗易から聞いた縮緬(ちりめん)綸子(りんず)について、小西隆佐から聞いた蚕の生薬について、オルガンティノから聞いた伴天連の教えと布教についてと牛や豚の肉事情について、そして実際にフスタ船と呼ばれる南蛮船に乗ったことや、今井宗久の茶の湯の手伝いをしに若江城に行ったこと、などを話した。


 秀吉や小一郎、その他の参加者は終始興味深く聞いたり質問したりしていたが、重秀が堺で蒲生賦秀と行動を共にしていたと聞いた時は、皆が複雑そうな顔をしていた。重秀がそんな皆の様子を訝しんでいると、秀吉から問いかけられた。


「・・・なあ、藤十郎。忠三郎殿から、羽柴と蒲生との今後の関係について、何か聞いてはおらぬか?」


「いいえ、そう言った話は一切ございませんでしたが」


「そうか・・・」


 重秀の即答に対して、秀吉がそう呟くと、視線を小一郎に移した。小一郎は秀吉の視線を受けると、咳払いを一つした後に、重秀に話しかけた。


「・・・藤十郎。お主が堺に行く前、蒲生様と鉄砲や早合について話し合いを行うことについては覚えているな?」


 小一郎の質問に「はい」と答える重秀。その返事に小一郎が頷くと、その後の羽柴家と蒲生家の交渉について話し始めた。


 木と漆で出来た早合(弾と火薬を一発づつまとめた容器のこと)を大量生産すべく、日野椀と呼ばれる漆器の産地を抱える蒲生家に生産を依頼した羽柴家に対し、、蒲生家は国友村の鉄砲鍛冶職人の派遣を要請してきた。表向きは「早合の試験に使う鉄砲を作りたいため」と言っているが、実際は刀鍛冶が盛んな日野でも鉄砲を生産し、日野の特産品にしたいという蒲生賢秀の考えが裏にあった。

 羽柴家にしてみれば、蒲生家は同じ織田家臣であり、また信長から鉄砲1千丁の生産を目標値とされていたため、少しでも鉄砲が増やせるならと、国友村から鉄砲鍛冶職人を派遣すること自体には反対ではなかった。しかし、羽柴家は諸事情により銭が足りないため、日野で鉄砲を作るのであるならば、売上の一部を貰いたいと考えていた。いわゆるライセンス料である。そこで、交渉に当たった小一郎と木下家定は、鉄砲1丁につき価格の1割(10%)をライセンス料として支払うよう、蒲生家に交渉したのだった。むろん、これは最初に吹っかけて、後で徐々に下げて自分たちの希望の額にしようとする交渉のテクニックの一つであり、小一郎はこの時点では価格の3〜5分(3〜5%)を想定していた。

 ところが、小一郎が要求を下げようと蒲生家の使者と交渉しようとした正にその時、秀吉から「一割の要求を飲ませろ。飲まなければ交渉を打ち切れ」という指令が小一郎の下に来たのであった。


「・・・それはまた随分と強気に出ましたね。早合を作ってもらうことを考えれば、叔父上達の言うように三分から五分が妥当かと思いましたが」


 重秀の発言に対し、秀吉はフフンと勝ち誇ったような表情を浮かべながら重秀に言った。


「強気に出られたのはのう、藤十郎、お主のおかげよ」


「は?」


 秀吉から見に覚えのないことを言われて思わず聞き返した重秀。そんな重秀に小一郎が説明する。


「ほれ、前に半兵衛殿が『紙で早合を作れるのでは?』と言っておったろう。その早合を紙で作れるようになったのじゃ」


「しかし、叔父上。あの時は蜂須賀殿が紙だと玉薬が湿気るから駄目だと申されておりましたが」


 重秀がそう言うと、今度は秀吉が声を上げた。


「そこであの菅浦の出番よ!菅浦では油桐の実を絞った油が名産であろう!その油が、油紙を作るのにうってつけの油なんじゃ!」


「仁右衛門(増田長盛のこと)が探してきてくれた小谷(おおたに)の紙に、菅浦の油桐の油を染み込ませて油紙を作ったところ、質の良い油紙が出来てのう。それで早合を作ったら、玉薬が湿気ることもなく上手くいったのじゃ」


 秀吉に続いて小一郎の説明に、重秀は納得した。なるほど、紙の早合なら羽柴領内で採れる材料で作れるし、木や漆で作るよりは簡単に作れる。簡単ということは、安く短期間で大量に作れるというものだ。そして、わざわざ日野の蒲生領で作る必要はなくなる。


 小一郎の話によれば、その後の交渉で蒲生家の使者にそれはそれは強気に打って出た。


「鉄砲一丁の値段の一割をいただきます。高い?では結構。早合も鉄砲も我らだけで作れますので、蒲生様の手は借りません。御屋形様の目標数値?鉄砲鍛冶職人を派遣しない分、その方々に作らせますから。むしろそちらに教えている時間がもったいないですな」


 これを聞いた蒲生家の使者は顔を青ざめて日野城まで立ち返り、賢秀に報告した。その頃、賢秀は息子の賦秀から来た手紙で、羽柴の嫡男である重秀の情報を手に入れていた。賦秀とは仲が良く、どうも優秀らしい。しかもまだ婚儀を上げていない独身らしい。賢秀は実に戦国武将らしい手を打ってきた。


「・・・蒲生様のご息女、()()姫様を藤十郎の妻として差し上げるので、どうか割合を下げてほしい、と言ってきたのじゃ」


「はあぁ!?」


 秀吉の言葉に重秀は驚きの声を上げてしまった。秀吉が話を続ける。


「むろん、断った。『藤十郎の妻は御屋形様が決められる』とな。そしたら向こうは『側室でも構わない』と言ってきてな。結局、断るために割合を下げなければならなかった」


 小一郎の説明では、蒲生家が必死になって()()姫を推してきたので、それを躱すために割合を引くことにしたとのこと。結局、羽柴家と蒲生家は鉄砲1丁7分(7%)の割合のライセンス料で交渉を成立させることとなった。


「はあ、明智家だけではなく、蒲生家からもそんな話があったんですね」


「・・・何!?」


 重秀の言葉に反応した秀吉。重秀から若江城で明智光秀の四女と祝言を挙げることについて打診があった事を聞かされた時、秀吉は思わず頭をかかえてしまったのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] やっぱり蒲生氏郷は、婚姻による協力強化を仕掛けてきましたね さすが名将 [一言] 親が新進気鋭の織田家の家臣、後継ぎ息子は優秀で次期天下人の織田信忠のお気に入りともなれば、あっちこっちか…
[良い点] そりゃあ、12万石の大名の息子で主君と若君からも目をかけられているくらいなら、側室押しかけてくるよ(笑)
[良い点] 重秀大丈夫か? お坊ちゃん気質が心配だ
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ