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※第ニ幕終了時点の登場人物紹介※

第二幕に登場したキャラクター紹介です。ネタバレを多分に含みますのでご注意ください。

今後については後書きにて。

 第二幕終了時点の登場人物紹介


《イリアス・フォルトナー雑貨店》

・イリアス・フォルトナー

 主人公。

「イリアス・フォルトナー雑貨店」の店長を務める商売人にして冒険者。自分では冒険者を引退したつもりになっているが、周囲はそう考えていない節がある。雑貨店の経営は変わらずに厳しく、少しでも売上を伸ばそうと東奔西走の日々。

 エルフ森林王国で刃を交えた化物から〝異界の造物主(デミウルゴス)〟と呼ばれたが、本人に思い当たる節はなく、そもそも敵の言うことに耳を貸す道理もないので、記憶にも留めていない。

 今回、医療ギルドに所属する友人、スイレン・ローアからの依頼でゴーレム技術の中核素材〝アールヴの樹〟の樹液を入手したが、よくよく考えれば自分が製作した商品が売れたわけではないので、なんとも微妙な気持ちになっている。


・ルティーヤー・クレアベル

 イリアスのパートナー。

「イリアス・フォルトナー雑貨店」に食事処を設置した始祖龍。最近、イリアスと一緒にいられる時間が少なくなっているのでちょっと寂しい。


・ヨルムンガンド

 イリアスが契約している、始祖龍から権能を授かりし七神龍の一柱。相変わらずイリアスには信じてもらえていない。過酷な労働環境から無事に脱出できたため、従来の怠け癖が再発。「イリアス・フォルトナー雑貨店」の店番をしているが、お客が来ないこともあって一日の大半を寝るか食べるかして過ごしている。そろそろまた何かヒドイ目に遭いそう。


《聖獣》

・ガルーダ

〝運ぶもの〟と呼ばれる紅蓮の巨鳥。その背に乗せるのは人や物だけでなく、季節の巡りも運ぶと言われている。最高速度ではフェンリルに一歩劣るものの、瞬発力で言えばイリアスが契約している聖獣の中ではトップクラス。今回は思う存分に大空を飛べて大満足。また何か運びたい。


・フェニックス

 生と死、再生と破壊を司る輪廻の聖鳥。エルフ森林王国では正体不明だったこともあり、その見た目から〝フレイムバード〟と呼ばれていた。フェンリルと同じく言葉を操れる聖獣であり、階位は高いものの、あまり下界のことに詳しくないピュアな子でもある。

 今回は聖獣本来の役目である〝世界の理を歪めるモノ〟を処理するために顕現したが、そこで運悪く(?)悪い女に誑かされ、契約を結ぶ羽目になった。


・マスタースライム

 ぷるぷる。

 アールヴの樹の樹液の代替品として処理したスライムが使えるが、マスタースライムでそれをやると別のものが出来てしまうので注意が必要。



《冒険者ギルド》

・ロア・ナルル

 冒険者ギルドの受付嬢。猫耳猫尻尾を持つ猫人族。

 働き始めてまだ三年だが、その愛くるしい姿から冒険者からの人気は高い。

 休暇を取ったミュールが期間を過ぎても帰ってこないのを心配に思い、イリアスに送迎依頼を出した。



《医療ギルド》

・スイレン・ローア

 医療ギルドに所属する治癒魔法の大家。種族は魔族。

 まだ冒険者として駆け出しだった頃のイリアスが、ルティーヤーと共に聖獣と契約を結ぶ旅をしている最中に知り合った。その頃は《復調》の治癒魔法を研究していたが、無事に完成している。

 魔族──マギア族の名に恥じない魔法技術に対する深い造詣と見識を持っているが、それ以外はダメ人間一直線。生活能力さえ危ぶまれているほど。

 今は再生魔法の研究に取り組んでおり、その流れで義肢の製作もしている。



《エルフ森林王国》

・ミュルリアナ・ヴァーチェ・アルフヘイム・エルヴィン

 エルフ森林王国を統治するエルヴィン王家第一王女。王国の外ではミュール・ユグラーヴァの名で通している。

 王家の慣習に則り、齢六〇歳にして諸外国へ見聞を広める旅に出ていたが、ダンジョン中立地帯で出会った勇者アイン・フォルトナーに惚れ込み、第三前線都市に腰を落ち着けることにした。

 アインがいなくなった後は、「イリアスが世の道理から外れないように見守ってほしい」という約束を果たすため、冒険者ギルドで受付嬢をしている。実際、イリアスを見て「これは放置しちゃいけない」と強く思っている。

 今回は父であるレゴリアス国王からの召還により、王都防衛のために使えるゴーレムを起動させるため、一時帰国をする羽目になった。結果、謎の怪物によって父が重症を負ったことで国王代理に就き、第三前線都市に戻るのが延期になってしまった。


・レゴリアス・ユンヴィ・アルフヘイム・エルヴィン

 エルフ森林王国の第七代目当主。ミュルリアナの実父。

 齢一七五六歳にして王家を継ぎ、それから四〇〇年の間統治を続けている。王としての評判もよく、王国民からは敬愛をもって〝賢王〟と呼ばれている。

 今回、フレイムバードの出現に安置されていたゴーレムの暴走、そして謎の怪物の襲撃で大怪我を負ったものの一命をとりとめた。

 実際のところ、助かったのはフェニックスの権能のおかげでもある。


・ペリド・サフォーク

 エルフ森林王国の王都で都市警備隊隊長を務める騎士。

 職務に実直で聡明。望めばより上の役職にも就くことができるが、現場主義のため都市の警備隊長という役職で満足している。


・マルティア・ゴライアス

 エルフ森林王国蒼碧騎士団筆頭。王国最強の騎士。

 豪放磊落でおよそエルフらしからぬ性格をしている。エルフにしては珍しく、魔法や弓術よりも剣技の方で名を馳せた。やや戦闘狂の気がある。


・ジョット

 エルフ森林王国王家の家令。先代のころから仕えており、レゴリアス国王とミュルリアナ姫の教育係も務めていた。


《???》

・暴走ゴーレム

 所有者が死してなお現世に残り続ける魔力が長い年月を経て生命へと変換する異常行動により、世界の理から外れた存在となる。

 ゴーレムがベースになっているものの、性質が〝疑似生命〟から〝異質生命〟に変化したことで材質にも変化が生じ、ゴーレム本来の堅牢さは失われている。


・化物

 世の理から外れた暴走ゴーレムに取り憑いたモノ。その中身は、ダンジョンに封じられているクユーサーなのだが、名乗らせてもらえなかった。それもこれもイリアスが話を聞かないのが悪い。

 退屈凌ぎに、唯一許された『視る』『聴く』で世界を眺めていた際、たまたま見つけた暴走ゴーレムに干渉してみたら操ることができたので操っただけ。

 これ幸いと少し遊んでからダンジョンの奥底に封じられている〝本体〟を目覚めさせようと考えていたが、運悪くイリアスと遭遇し、破壊されてしまう。

 もっとも、破壊されたのはたまたま拾った玩具だけなので、本体の方はまったくの無傷。それどころか、イリアスの事がわかってラッキー、くらいに思っている。


ここまで『イリアス・フォルトナー雑貨店の営業日誌』をお読みくださりましてありがとうございます。


本作の今後についてですが、本日(9/6)までのブックマーク登録数や評価者数を見て、ちょっと他作品に力を入れて取り掛かろうかな、と判断いたしました。


自分評価として、前作「魔王様は美味しいご飯を食べて暮らしたい」の倍を書いておりまして、総合評価も倍を目指していたが届かなかった、というのが一番の理由です。


とは言っても、本作にも思い入れがありますし、ここで終わらせるにも書き足りない気持ちもありますので、シレッと続きを書く予定はあります。なので、完結にはしないでおきます。


もし続きが始まった際には、改めてよろしくお願いいたします。



それでは、ご縁があれば他の作品でお会いしましょう。ありがとうございました!

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