ちょっとした説明回
世界について
・大陸と領域
人の住む大陸は一つしかなく、その大陸の7割が魔物の住む領域。
人の住む領域は、大陸の東側3割。
元々は、倍の広さがあったが、100年前に魔王が現れたことにより魔物が活性化、そのせいで領域を半分を奪われた。
その出来事により、人同士の争いは無くなり、国は一つになった。
魔物の領域の中央に、魔王がいるとされている。
・種族
魔王出現前は、エルフやドワーフ、獣人などは人族とは別物と考えられていたが、魔物活性化の際、人間と協力したため、現在ではまとめて人族とされている。
魔族という種族は存在しないが、人型で知能の高い魔物を魔族や魔人と呼んでいる。
・魔物と冒険者
魔物を倒すとレベルが上がる。これは、魔物の魂を吸収するためとされているが、真実は解明されていない。
魔物は死ぬと、魔石とアイテムを落とす。
魔石は魔物の強さに応じて大きくなる。見た目は黒い石。
アイテムは確率でドロップする。爪や牙などの素材から、肉などの食料がある。
魔物を倒してお金を稼ぐ人を冒険者という。
冒険者は基本的にギルドに所属しているが、所属義務はない。
ギルドでは、魔石やドロップアイテムを売ることができる。個人同士でのやり取りも可能。
ギルドに所属すると、宿や道具屋などで割引を受けられる。
冒険者の数は、人口の約1割。
冒険者や、魔物にランクはない。魔物の領域は奥に行くほど魔物が強くなる。最奥と領域の端では、同じ種類の魔物でも天と地程の差がある。
この世界では、テイマーはシュウ以外に存在せず、魔物が仲間になるなど考えられないこととされている。
・食事
主食は小麦を使った、パンやメンなど。米は、存在はするが量産はされていない。
人間の領域は、海に面しているため塩の量産には成功している。
砂糖や香辛料などは量産出来ておらず、高級品。
人間の領域では、普通の動物もいる。農家では、野菜の栽培や畜産等もしている。
魔物も食べることが可能。オークの肉やスライムゼリーなどが有名。
・単位と硬貨
重さや長さの単位は地球と一緒。グラム、リットル、メートルなど。
時間は、1分=60秒、1時間=60分、1日=24時間、1ヵ月=30日、1年=12ヵ月=360日。
お金の単位は、セレス。この世界を作った、創造神セレスからとっている。
銅貨、大銅貨、銀貨、大銀貨、金貨、大金貨、白金貨が存在する。
1銅貨=1セレス
10銅貨=1大銅貨=10セレス
10大銅貨=1銀貨=100セレス
10銀貨=1大銀貨=1,000セレス
10大銀貨=1金貨=10,000セレス
10金貨=1大金貨=100,000セレス
10大金貨=1白金貨=1,000,000セレス
四人家族が1ヶ月暮らすのに、1金貨あれば、無駄遣いしない限り、普通に暮らせる。
貨幣での買い物以外にも、物々交換も盛んに行われている。
・スライムゼリー
本来は、スライムが体内で作り出したもの。
スライムゼリーは持ち運びが楽なうえ、栄養と水分を同時に取れるため、最高の食材とされている。
スライムを倒すとごく稀にドロップする。
そのため、基本的にスライムは、発見され次第倒されてしまう。
甘味であること。栄養と水分を同時に取れること。ドロップ率が低いことなどから、取引される際は、金貨1枚程になることも少なくない。
読んでいただき、有り難うございます。
この回実は、スライムゼリーが高級品だということを言いたいがための回でした。
ちなみに、シュウとペルがいるのは、魔物の領域の端より少し奥側です。元は人間の領域だった場所。小屋があるのはそのためです。