一話 神社見つけて異世界へ!
高校一年の夏、僕は学校で友達と話してたことを考えながら家に帰っていた。内容としては、僕の一人称を(僕)から(俺)に変えるべきでは?と言うまぁ進学したてのこの年頃の子にはよくあるくだらないものである。
ちなみに結果は、女子の強い押しで(僕)と言うことになった。……なぜに? まぁいいか…考えても仕方ないし……。
ちなみに今僕は、人混みを避けるため路地裏を歩いている。いろんな店の壁、自由に伸びた雑草、よくわからない神社…ッ?!?!神社?!なんで路地裏に神社があるの?!
こんなのなかったはずだけど…
そんな感じで混乱してる僕の目の前が急に真っ白になった。…え?
「ようこそ!勇者さ…ま……え?」
次に僕が目にしたのは、サラサラの淡い桃色の髪が背中まで伸びている。
背は160センチ前半くらいで、白を基調とした少し控えめのドレスに身を包んだ美女、年齢は20いかないくらいかな?
…いやいや!
なんでこんな人が目の前にいるの?!てかここどこ?!さっきまで路地裏にいたよな、僕… と、とりあえずこの人の話を聞いてみるか…。
「あ、あの〜」
「ど、どうして4人?」
は?4人?
その言葉に驚き後ろを見てみると、そこにはクラスメイトの女子たちがいた…僕の第一人称を(僕)にするべきと強く押してきた女子達の中の……3人である。
そんなことを考えていると、さっきの人とメイド服の人が話し始めていた。
「お、お嬢様……伝説では勇者は、3人だったと記憶しているのですが…」
「奇遇ねリア…私もそのように記憶してるわ」
「お嬢様、ではなぜ私の目には4人みえるのでしょうか?」
「さ、さぁ?」
「「……」」
な〜んとなくわかってきたぞ?とりあえずその勇者とか言うやつを3人呼んだんだけどなぜか1人多いと……なぁ〜んかその余分な一人が自分な気がして仕方がない……。
「ど、どど、どうしましょう!リア?!」
「どうするもこうするも、知りませんよ!!私ただのメイドですよ?!」
「リア〜〜」
「あぁ〜もう!とりあえず今の状況の説明が先でしょう!まぁその前に謝罪が先だと思いますが……」
「そ、そうですね…コホンッ、まず、急な呼び出ししてすみません。私は、ミスリー ・シス・グリブランド、ここグリブランド王国で第一王女をやっております。どうぞよろしくお願いします」
「「「「お、王女様?!?!?!」」」」
と、とりあえず自己紹介しておくべきだよな…
「ぼ、僕は、神道 理音です。よ、よろしくお願いします……」
「矢竹 静音…」
「切条 刹那…です……」
「清浄院 魔美です。よろしくお願いいたします。」
みんなが自己紹介を終えると王女様は、暖かく柔らかい笑みで、
「皆さんそんなに固くならないでください。どうぞ私のことは、ミスリーと呼んでください。では早速ステータスを見たいのですがよろしいでしょうか?」
「「「「ステータス?」」」」
みんなで、なにそれ?みたいな感じでいると…
「お嬢様、もう少しちゃんと説明いて下さい。あとこんな時にいつものポンコツ発動しないでくださいね?」
あの、リアさんだったかな?なんかミスリーさんに対してのあたりが強くない?大丈夫なの?
「リ、リア〜〜!!」
「本当のことなんだからどうしようもないじゃないですか…まぁそれは置いといて」
お〜い!王女さまに対してそれでいいのか〜?
リアさんが王女様をほっといて僕たちに一枚ずつカードのようなものを渡していく。
「皆様、そちらのカードを持ちながらステータスオープンと唱えてみてください、そうしたら皆様のステータスがそのカードに表示されます。」
なんか王女様そっちのけでメイドのリアさんが説明しちゃってるし…ミスリーさん涙目だし……
…これ誰が収集付けるの?
はじめての投稿なので色々立たないと思いますが温かく見守ってくださると嬉しいです!
こうしたら良いああしたら良いや、誤字などがありましたら教えていただけると幸いです。