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テニス部、しんど過ぎませんか?

私が同じクラブの同性の先輩に恋するお話です。

「清水先輩っ!あの、あの!

私…先輩のこと」

「まゆちゃん」

食い気味に遮られた。



私は今、人生初告白をしている最中であった。その相手は、私が所属する吹奏楽部の3年生、清水先輩。だが私は今まで、ある事が引っかかって先輩に告白できずにいた。

そのある事というのは。


先輩は、女子なのだ。

こんな感情を女の子に抱いたのは初めて。

最初の内はよく分からずに戸惑っていたけれど、このままだとダメだと思い、告白する決心をした。


すると、今度は清水先輩から口を開いた。


「私、まゆちゃんのこと__________」









______________________…










私の名前は難波まゆ。

中学1年生!昨日入学式があったばっかりで、真新しい制服に身を包んでる。私の中学校、赤羽中学校は普通の公立中学だから小学校からの知り合いも多い。それに来年で10周年だから、校舎もとても綺麗。

わくわくの中学校生活!

なんかいい感じの彼氏作ったり、友達とディズ●ーに行ったりして、のんびり楽しく過ごす予定!!




_______________…





私の学校は、クラブ活動が盛んだ。

ただ、県大会にいけてるとか、全国で優勝!とかそういう輝かしい実績は全くない。いけても地区大会。ただ先生たちが熱がこもってるだけって感じだ。

そして、この学校には生徒は部活に絶対に()()に入らなければいけないという魔の校則がある。

だから私も何かの部活に入らないといけない。


そして今日は、入部体験3日ある内の1日目!


私は小学校の頃から入りたかった、テニス部に来ていた。特に深い理由はない。テニスが好きだからだ。

すると、部長と思われる先輩が話しだした。

「はーい、今日は集まってくれてありがとう! 早速入部体験始めようと思います!

とりあえず、いつも私たちがやっている練習メニューを体験してもらいたいと思います!」





だがそれは地獄だった。


空気イス5分

校舎周り10周

腕立て30回

腹筋40回


元から体力にはあまり自信のなかった私には、もう限界だった。 先輩方は、いつもこれをしてるの…? やばい。






取り敢えず私は、テニス部を諦めることにした。



どうしよー。そういやクラブ活動に結構熱を入れてるんだっけ。じゃあもう運動部とか私絶対無理じゃん!体力欲しい〜…。




____________________________________





次の日私は、図書部にきていた。

言わなくてもわかるだろう。図書部は、本を読むだけでいい!しかも、週3でしかやっていないらしい!もうこれは入部しないわけにはいかないだろう!ここにきーめた!

あー、でも明日も入部体験あるんだった。2日連続で図書部はなんか楽しくなさそうだし、他の部活も体験してみたいな〜(運動部抜きで)なんて思っていたら。


「ねー!吹奏楽部って、なんか入部体験で色々な楽器吹かせてもらえるんだって!トランペットとか!」

玄関で靴を履き替えていた時にそうはなしかけてたのは、同じ小学校で今隣の席の、まりんだった。

「え!そうなの?じゃあ明日いく部活決めてなかったから吹奏楽部にしよっかな」

本当に決めてなかったのでそういうと、

「うん!私も今日吹奏楽部行ってきたけど、けっこー楽しかった!」

「へー!そうなんだ!まりんは吹奏楽部に入るの?」

「入らない!私はテニス部!」

うえー。あのハードなテニス部に入るのか。そういやまりん小学校の時学年女子で一番ってくらい運動神経良かったしな。 その運動神経私にも分けてくれ〜。


「じゃあ、明日吹奏楽部いってみるね!ありがと!」

そう言ってまりんと別れた。






吹奏楽部、ちょっとだけ楽しみだな。

そう思った。

読んでいただき、ありがとうございます!

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