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歌と詩

またあした

作者: 風花 深雪


「また遊ぼう」って約束した

指切りげんまん また明日

そうやってぼくら やってきた


そうしてぼくは もう一度

あの場所へと向かうのさ

何度でも 何度でも


もういいんだよって言われたよ

けど

ありがとうとも言われたよ


ぼくにはそれが わからなくてさ

なんでそんなことを言うのかな?


明日になったらあえるかな?

ぼくはずっと 待ってるからね




お花がたくさん 咲いていた

まわりは人であふれていた

列になってる みんなは下を向いていた


そうしてぼくは もう一度

あの場所へと向かうのさ

何度でも 何度でも


写真のきみは笑っていた

けど

まわりの人は泣いていた


ぼくにはそれが わからなくてさ

どうしてみんなは哀しんでるの?


明日になったらあえるかな?

ぼくはずっと 待ってるからね




おててを繋いで歩いていたら

お空に煙がのぼってた

ぼくはそれを 眺めていたよ


そうしてぼくは もう一度

あの場所へと向かうのさ

何度でも 何度でも


違う世界にいったんだって

ママは言っていたけれど


ぼくにはそれが わからなくてさ

約束の場所へと向かうんだ


明日になったらあえるかな?

ぼくはずっと 待ってるからね






はやくきみに、あいたいな。




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― 新着の感想 ―
[一言] 切ないですね。 淡々と綴られるところが。 胸がキュッとします。
2021/07/26 20:58 退会済み
管理
[一言] 前回初対面だったのに初めましてって書くの忘れててすいませんでした… この話はとっても切なかったです。 これからも待ち続けるんでしょうけど、いつか待ってても来ないことを理解しなきゃいけない時の…
[良い点] 何か切ないような、悲しいような、不思議な気持ちになりました。
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