第3話 X
-学園都市デュランダル-
二日掛けてたどり着いた学園都市デュランダル
ユーリはディーク達と別れて、学園へと向かった。
周りの目線が痛い。宿よりも学園を優先した結果である。
生徒は下校時刻を過ぎている時間なため、目の当たりにする事なく学長室へとたどり着いた。
「なんて格好で来るの!」
道中、ドラゴンに襲われたという説明をし係員によってシャワールームへと案内される。
身体を洗い、用意された制服を着て浴室を出る。
「何かぎこちない」
その内慣れるよと係員に言われる。
そのまま説明をされながら係員に後を付いて行きながら寮へとたどり着く。
部屋へと案内され「今日がここから君の部屋だ、相方と仲良くな」と説明されて中へ入ると…。
着替え中の女の子が…。
女の子は剣を抜き、ユーリに突きつける。
係員は「悲鳴よりも先に抜刀か」と言い放ち、その場を去る。
どうやら、ここは"相方"とされる異性の人とのルームシェアのようだ。
ユーリは冷静にも分析や納得と手をポンっとして、正座させられている。
やがて女の子は着替えを終わり自己紹介を始めた。
「ユキよ、あんたの名前は?」
聞かれたので答える。
「ユーリ・ズィルアだ、以後よろしくお願いします」
首をかしげて少女は言った。
「ズィルア?聞いた事ない家名ね、どこの人?」
先ずそこからかとユーリは説明した。
「エルフの里から学園へ入学とか一体何やらかしたの」
「(やっぱり、そういう反応になるよね)」
ユーリは苦笑いしながらも、Sランクを叩き出した事も自分の夢が叶った事など話した。
そしてユーリも荷物をクローゼットへ置き、着替え床に就いた。
ユキも既に床に就いており、難なく?1日を終えた。