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第7話

-ダンジョン15階層-

「…リ…、ユーリ!」

その声に聞き覚えがある、ユーリはその場で起き声の主を見た。

「ユキ!」

その人の名前を言い放ちユーリはユキに抱きつく。

ユキは"あわわわ"と言いながら慌てて、振りほどく。

他の冒険者の話を聞き、ユーリは呆然と天井を見上げる。

"穴"

大きい穴が空いていて、ユーリはそこから落ちてきたと。

「(そうだ、あのボスにいちかばちか魔法を当てた衝撃で穴空いて落ちたんだっけか)」

みんなは無事か心配になるものの、今の状況を考えなくてはならない。

ユキ曰く、ヒーラーは魔力が枯渇して治癒魔法が出せないとか。

ユーリは下級治癒魔法"ヒール"を使って冒険者達を治療していく。

そして時間が経過し、モンスターが現れる。

動ける冒険者とユーリはそれを退治、そしてまた治療を再開の繰り返し。

ユーリは結界魔法を繰り出して安全地帯を作り出した。

これなら初回だけ魔力を大幅に消費するが、あとは回復を待つのみなので

回復しては治療を繰り返し、全快になるのを待った。

《下級治癒魔法Lv4》が《下級治癒魔法Lv5》となり《中級治癒魔法Lv1》を習得しました。

というステイタスのログに表示されていた事にあとで気づく。

《中級治癒魔法Lv1》で出来る事を調べたら

《キュアヒール》対象の絶対盲目・虚弱・戦闘不能を除く全ての状態異常を回復する。

《リバイヴ》対象にリバイヴを付与し、一度だけ戦闘不能状態を回避しHPを500回復する。

《キャバルリー》対象にキャバルリーを付与しソードブレイク及びアーマーブレイクを無効にする。

「(絶対盲目って何だろう。失明の事かな?)」

上位で覚えられるスキルについても閲覧できたので確認した所、リカバリーが結構重宝する事に気づいた。それは絶対盲目、猛毒、虚弱を回復するという物。

「(虚弱の意味は分からないけど、あとこれって何だろう)」

ユーリが見た先に書かれている物

《聖刻魔法Lv5》で習得可能なスキル

《テレポート》空間魔法の一つ。指定位置に瞬時移動を可能とする。

《シールド》空間魔法の一つ。対象にシールドを付与し一定時間、あらゆる攻撃を無効にする。

《インフィニティ》空間魔法の一つ。発動者が瞬間移動を可能とする。

聖刻魔法、治癒魔法のレベルが上がる前は表示されていなかったスキル。

「(LVが上がった事で習得可能になったのか?)」

疑問に思いながらも、冒険者達は全快したようで声を掛けてきた。

これでようやく、脱出のために行動ができると。

ユーリは言った

「それでは、この結界はまだ残しておくのでみなさんは睡眠をしっかり取って下さい」

だったら、お前さんも寝ろっていう言葉も出たが

発動者が寝ると、結界が解けてしまうので気にしないで下さいと説明した。

この先、ユーリはスキルの事をどう考え覚え、目指していくのか。

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