ストレス
病室を出ていった和也は泣き顔をかくしながら病院をあとにした。すると外は雨がやんでいて快晴になっていたため、そのまま走って家に帰り、気晴らしに素振りを始めた。
和「ねぇーちゃんのあほ…」
瑞穂は和也にとても優しく、小さい頃から和也の世話をしていた。そのため和也はその瑞穂の死など考えたくもなかった。
そこにいるのが辛かったため、だから家に帰るという行動にでたのだった。
ブンッ ブンッ シュッ… シュッ…
和「あーーー!!もーーーーーー!!!!!」
素振りをしていたが次第に和也はイライラきてきてフォームが崩れ、納得のいくスイングができなかったため、家に戻り、昼寝をした。
…………。
和「ん…?もう7時か…」
和也が昼寝から目覚めるともう夕方になってしまっていた。
リビングに下りると母と父が瑞穂の病院から帰ってきていた。
母「和也!!!あのときの態度はダメでしょ!!」
そういってカンカンに怒っている母が和也に話しかけてきた。
和「ごめん色々あってね、カッとなってしまったんだ…」
母「私に言わないで次に病院に行ったら謝るのよ。瑞穂はあと一週間で退院できるってお医者さん言ってたから。」
和「わかった…あやまるよ」
母「わかったならいいのよ、さぁ!ご飯食べよ!」
そういって、夕食を三人で食べ始めた。
食事中に話を聞くと、瑞穂は母に和也の野球の話をずっとしていたそうだ
そのはなしを聞いて和也は自分の情けなさを感じでいた。
和「ごちそう様、美味しかった。」
母「あら、それはよかった。お粗末様でした。」