きみの髪に触れたい
きみの髪に触れたい。
さらさらと流れる黒髪に。
きみの髪に触れたい。
髪を耳にかけるその指先。
きみの髪に触れたい。
青を反射する瞳。
きみが誰を見つめているのか気付いてしまった。
きみは何も言わないでぼくに笑いかける。
ぼくらは仲が良い。
だけど、
きみが誰を見つめているのか気付いてしまった。
悪いことなんて何もない。
嫌われてるわけじゃない。
このまま友達ではいられない。
こんなことで切れるような関係だったんだ。
嫌だね。
さよならばいばい。
きみを思い出に。