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悪役令嬢の逆転異世界 ~悪役らしく役を演じます!~もう一人の自分と力を合わせて貴族たちを手玉にします!  作者: 悪役令嬢と男の娘。(ドンカンギィーバリ太郎)
第1章。異世界転生に失敗した日本人(第1話〜第10話)
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第9話。見透す力は私が許可してからよ。

エリザベスはリリスを徹底的に追求する。


あまりの迫力にリリスは涙目になる。


エリザベスは遂には……。


リリスは余りの衝撃で泣きながら退室する。

 リリスが退室してから1時間が経過していた。そしてエリザベスは部屋のテーブルを見つめていた。


それはメイドたちが慌てて退室したせいなのか。


 大事なホワイトブリムを置いて行ってるからだ。エリザベスは軽くため息を吐く「はぁ」と。


 エリザベスは6人分のホワイトブリムを持って部屋を退室する。使用人が暮らしてる女子寮へと向かう。


エリザベスは小声で、ゆうに話しかける。


「いいわね、勝手に見透す事は許さないわよ」


『安心しろ、俺にも紳士的な所はある、多分』


「ゆう、今から行くのは女子寮よ、消えなさい」


『どうやってだ、無言しか無理だ!それと従うさ』


「決まりね、これからは私が判断をするわ」


こうして「ゆう」は完全に「下僕」へとなる。


「合図は私のヒール「かかと」を2回鳴らすわ」


『なるほど、了解した、エリザベス様』


 エリザベスは必要な時に、かかとを地面に鳴らす事で合図を送るようにした。これならば「独り言」が漏れても、言い訳が聞く。


 そしてエリザベスは使用人が暮らす女子寮に急ぐのであった。宮廷の外へと向かう。


 使用人が暮らしてる場所は宮廷の近くの洋館屋敷であった。エリザベスは貴族たちと会う度に挨拶礼法をした。


 中には愚痴をこぼす為にエリザベスを止める者もいた。内心、エリザベスは苛立ちを隠していた。


「そろそろ用事がありますの、失礼を致しますわ」


「おっほほ、ごめんなさいね、エリザベス様」


 お互い挨拶礼法をして去っていく。その女性はエレガントな服装をしていた。ようやく解放されたエリザベスは急ぐのである。


 近いのに40分もかかってしまう、これが貴族なのか。と「ゆう」は呟く。


 エリザベスは入り口の扉を叩いて待機する。慌てて扉を開ける、メイドの使用人がいた。


「え、エリザベス様!誠に申し訳ありません!」


「どうして謝るの?これを届けに来たのよ」


「あっ!こ、これは、忘れてました……失礼を!」


「いいのよ、気にしないで、所で?」


「は、はいっ!な、なんでしょうかっ!」


「リリスは居るのかしら?今どこに居るの?」


「リリス……?あっ!泣き虫リリスですね!」


 エリザベスは使用人を睨みつけるのである。睨みつけられて使用人は目が泳いでいた。


「人前で、言う事ではないわよね?」


「し、失礼を致しました、リリスは庭園です!」


「教えてくれて感謝を致しますわ」


 エリザベスは挨拶礼法をする。それを見た使用人は慌てて挨拶礼法をする。いきなりの事で慌てる使用人。エリザベスは微笑みながら去っていく。


使用人は慌てて扉を閉める。それを見ていたエリザベスは呟く。


「泣き虫リリスて呼ばれてるのね、あの子は……」


 すると使用人の管理人と鉢合わせする。エリザベス。頭をふかふかと下げる管理人であった。


管理人に挨拶礼法をして急ぐのであった。


こうしてエリザベスは「泣き虫リリス」を探すべく庭園へと向かう。

次回、第10話。泣き虫リリス。

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