第22話。エリザベスが初のゴミ拾い!?
エリザベスとリリスが出会って二週間が過ぎる。
エリザベスはリリスだけに部屋を許可していた。
リリスの掃除は徹底的にホコリを無くしていた。
以前は数人のメイドが来ていたがリリスが追い払う。
エリザベスとリリスは女性用お手洗い場の個室に籠もっていた、着替え始めるのである。宝石、アクセサリー、豪華絢爛な王女服を脱ぐ。リリスも手伝う。
(※コタルディ。王女が好んで着た身体のラインを強調する大胆な服で、襟ぐりが広く。ウエストが細い。スカートが広い、デザイン)
そして一般人女性たちが着る服装を着こなす。
(※シュールコー。ゴシック服、女性がコットの上に重ねて着用した、頭からかぶる単純な形状の衣服。上半身と下半身が縫い合わされた一枚の服)
王族たちの服装と街の最新トレンドとは差が広がっていた。街の人々からしてみれば「王族」は古い考えだと思ってる。
リリスが買った服は「若者の最新版」みたいなものであった。今度それを着せて連れ回そうと企むエリザベスであった。
エリザベスとリリスは王族御用達キャリッジ馬車で街へと向かう。しかし、エリザベスは街に入る前に道中キャリッジ馬車を止める。
エリザベスは「ここで良い、後は歩く」と伝えるのである。エリザベスとリリスは下りる。
近衛騎士たちは、お互い顔を見つめていた。護衛の2人がエリザベスに近寄る。
「エリザベス姫!どうなされましたか!?」
「護衛は、この辺でよいので、お戻りなさい」
「しかし!?何か……あれば……」
「2度は同じ事を言わぬぞ?下がれ!!」
「わ、分かりました!何かあれば近くの者に!」
キャリッジ馬車と近衛騎士たちは戻っていくのである。慌てて下がるのであった。
エリザベスとリリスは、のんびりと歩きながら街を目指す。するとエリザベスが先程と態度が変わり優しくリリスに語る。
「リリス、これからは民を観察をしますよ」
「観察ですか?エリザベス様?」
「ふふ、観察して民の声を聞くのよ」
「国を民主主義にするのよ!リリス」
「みん……?よく分かりませんが、リリスお供します!」
リリスは「政治」の事を一切に教え学びされてない。それは使用人として教育を施されたからだ。使用人が政治に口を出す、これは反乱分子を誕生させない為でもあった。
それにリリスにとって政治よりも「エリザベス」の事で頭が一杯なのである。どこでも「お供」すると己の心の中で誓ったのだ。
エリザベスが「悪者」だの「魔女」だと言われようがリリスは地獄までついて行くと決めた。
いつもの通り、エリザベスが前を進み、背後からリリスがついていく。リリスはエリザベスの背中を見るのがお気に入りであった。
エリザベスとリリスは、徒歩30分で街へと到着した。すると至る所でゴミを拾って回ってる、人たちがいた。エリザベスはゴミを拾ってる男性に近寄る。
「そこの貴方、何を拾ってるのですか?」
「んー?これかい、お嬢ちゃん、街を綺麗にしてるのさ」
「街を綺麗に……?落ちてるゴミを……!?」
エリザベスは周りを見つめていた。数人の人たちがゴミを拾い大きな袋にいれていた。
「お嬢ちゃんも、手伝いな!自分たちの街だろ?」
「初めてなの何をすれば良いのかしら?」
「かぁ〜まるで王女みたいな事を説明してやる!」
「助かるわ、リリス、一緒に頑張るわよ」
「はいっ!リリス!精一杯、頑張りますっ!!」
「この袋を持ってゴミを拾っていくんだよ、任せた」
「分かったわ、ゴミを見つけたら拾えば良いのね」
『『エリザベス様がゴミ拾い〜!リリス、死ぬ気で頑張る!』』
『はーは……!!王女がゴミ拾いだぞ!』
エリザベスは「ゆう」の声で「クスッ」と笑ってしまう。エリザベスの表情を見てたリリスは……。
エリザベスの行動にますます「惚れる」リリスであった。
次回、第23話。ゴミ拾いの後は処理場です。




