第16話。先に王様に会いに行きましょう。
エリザベスとリリスは食堂へと向かう時に。
道中、貴族男性と出会う、心を見透す「ゆう」
その貴族男性はエリザベスに友好的であった。
そしてエリザベスとリリスは食堂に到着するが……。
エリザベスは初めての体験で心を踊っていた。
リリスは洋館屋敷の経験を活かして手本を見せる。
エリザベスとリリスは食事を済ませて食堂から去っていた。エリザベスとリリスは、のんびりと歩いて部屋に戻ろうとしていた。
するとエリザベスは「ピタッ」と足を止める。リリスはすぐ背後を歩いてるせいか「トン」と軽くエリザベスの背中にぶつかる。
「え、エリザベス様!申し訳ありません!」
「そうだわ……そうよ……リリス!」
「はひ!え、エリザベス……様!?」
「お父様に会いに行きましょう、今からよ」
「えっ!?今からですかっ!!」
エリザベスの行動は早い、すぐさま行動を開始するのであった。
エリザベスは王の間へと移動を始める。王の間に行くだけでも10分はかかる事だろう。
エリザベスは知っている。一度、貴族、貴婦人に捕まれば何時間も引き止められる事に……。
ゆえにエリザベスはある「秘策」を編み出す。
「お父様からお呼び」「用事が」などの言葉を使えば逃げられる。これがエリザベスの秘策であった。
それでも駄目なら最終的手段。リリスを盾に使おうと考えるエリザベスであった。そう思うと。
「ぷっ、く、ふふ、くっくく」
「エリザベス様!?ど、どういたしましたか!?」
「リリス、何もないわよ、気にしないで」
エリザベスとリリスは誰とも会わずに王の間へと到着した。エリザベスは内心「ホッ」とする。
王の間にて扉前に2名の門番が守っていた。近衛騎士である。エリザベスは近寄る。
「お父様に会いに来たわ、通してくれるかしら?」
「これはエリザベス姫様!すぐに開けます!」
近衛騎士は扉を開くのであった。するとエリザベスはリリスに伝えるのである。
「リリス、ここで待機してなさい」
「エリザベス様のおっしゃる通りに待機をします」
エリザベスは一人で王に謁見するのであった。
扉が「ギィー」「バタン」と閉まるのであった。リリスと門番だけになる。リリスは邪魔にならないように横に移動する。
2名の近衛騎士「……」
リリス「……」
リリスは気まずい雰囲気になってしまう。そしてエリザベスは……。
エリザベスは、ゆっくりと王座へと進むのである。王は威風堂々たる姿で王座に座っていた。
「お父様、実は相談したい事がありますの」
「ほぅ?例の婚約を考えてくれたのか?」
「その件とは別の相談ですわ、お父様」
「むぅ……いったい何なのだ!?」
「使用人を買いましたの、管理人と会いましたわ」
「ほぅ!お前も、ついに使用人を買ったか」
「えぇ、それで管理人が金貨を取りに来ます」
「お父様に、お力をお貸しもらいたく来ました」
「ふ〜む、そろそろ管理人も交代の時期だな」
「ふふ、お父様、私は「金貨だけ」契約でしてよ」
「お前も余に「似て」きたではないか、ふはは!」
「では、お父様、用事がありますので失礼しますわ」
エリザベスは挨拶礼法して王座から去って行くのである。エリザベスは「門番、扉を開けなさい」
すると扉が開いて「ギィー」「バタン」と閉まるのであった。
すると目の前に高貴な貴婦人が立っていた。近衛騎士とリリスは怯えていた。その貴婦人は……。
「あら?あら?妾の妹ではないか〜」
ゆっくりとエリザベスに近寄るのである。エリザベスは挨拶礼法をする。
「マリエッタ姉様、お久しぶり……ですわ」
(※マリエッタ。第ニ王女。マリエッタはエリザベス王女より少し大人びた印象、優雅さと品格を兼ね備えた女性。彼女の髪は深い栗色。柔らかく波打つ長髪が肩まで流れ。瞳は澄んだ青色)
(※容姿はハイチークと優雅な鼻筋、そして柔らかい唇が特徴。服装はクラシカルなドレスを好み、エレガントなアクセサリーを身に着け。身長は平均より高い、姿勢も良く常に自信に満ちた立ち振る舞いをしている)
「今年で16歳になる、そうであろう?」
「はい……姉様、そうですわ、今年で16歳……」
「しっ!妾が、まだ話しておる、妹よ!」
マリエッタは洋扇を使ってエリザベスの肩を「ビシッ!」と叩くのである。
エリザベス「……」
「父上様に相談があってきたのじゃ、喋るでない」
エリザベスは横に移動して姉を通すのであった。するとリリスが近寄る。リリスは明らかに怯えていた。
それを見てた、エリザベスは「クスッ」と笑う。そしてリリスにある事を伝えるのである。
「リリス、ついて来なさい、行くわよ」
「はい、エリザベス様!!」
エリザベスとリリスは王の間を去っていく。
次回、第17話。部屋の家具を買いに行きましょう。




