駅が怖い
駅構内で、急ぐ人に通路を開け、静かに歩いているのに、走って来た人に突き飛ばされたことや、すれ違いざまに拳をぶつけられたこと、あなたはありますでしょうか。
駅が怖い。
駅には人が多い。それだけで怖い。
ましてや首都圏。
通勤通学時間の混み方を、ご存じない方は幸いである。
駅の通路で走る人。
超コワイ!
頼むから、走らんでくれ! と心の中で叫ぶ。
あんたは神社の福男(女)を目指しているのか。
それともマジ、アスリート?
駅ナカで走っている人が、同時にスマホを見てる。
これぞガクブル。背中は冷える。
マルチタスクをこんなとこで、せんでくれよ――
駅構内の放送も怖い。
「A駅で、人身事故」により電車遅延。
「B駅で、お客様の体調不良」により電車遅延。
「C駅沿線で、火災」により電車遅延。
電車が数分でも遅れると、人だまりが出来、殺伐とする。
駅員さんに怒鳴る人がいる。乗客同士の口論も起こったりする。
電車が遅れてしまうような、不幸な事が起こっているのにね。
怖い怖いと思いながら、この辺で暮らして早幾年。
慣れないね。
いや。
慣れてしまったら、それこそ私は、自分が怖い。
某知事さま、首都圏の満員電車解消の公約、ぜひ果たしてくださいますように!!