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僕が大人になったワケ

作者: ゆき

Twitterで募集してたけど思い付いてしまったから全部乗せでクリぼっち追撃用に書きました。

 僕の名前は鈴鳴光也、ほぼ普通の高校1年生さ!

 平凡な高校に通い、平凡な生活を送っている。

 ただ普通じゃない所をあげるとするならば……


 可愛くて仲のいい幼なじみが2人程いる所かな!(ドヤァ)


 1人はちっちゃい頃からずっと一緒に遊んでる赤井衣あかいころもちゃんで、家が隣でもうほとんど家族みたいなレベルのご近所付き合いをしている子だ。

 あまりに仲が良いから一時期「もうほとんど夫婦だろこいつら」みたいなからかいを受けた事もあったけどもう1人の子が居るからかそこまで長くは続かなかった。

この子の誕生日は12/25。


 そのもう1人の名前は鹿目愛子かのめあいこちゃん。彼女は小学校に上がる直前付近に近所に引っ越してきたんだけど、なんと驚異の8人兄妹の六人目らしい。こういうのもなんだけど、頑張ったんだろうなぁ……誰とは言わないけど。

 なにせ家族が多いから困る事も多く、そして兄妹全員が美形なのも多くて人気なので僕の家族含め色んな人からの支援を受けながら生活しているんだよね。

この子の誕生日も12/25。


 衣ちゃんと遊ぶ際に年齢が同じだからか愛子ちゃんも一緒に遊ぶようになって、今では「みっちゃん」「コロちゃん」「あいちゃん」と互いに呼び合うぐらいには親しい関係なんだ。


 そんな訳で12/26日現在、僕は……



 無言かつ無表情の二人に磔の状態にされて昨日終わったはずのクリスマスツリーの飾り付けを身体に巻き付けられている。



 なんでこんな事になっているかというと、簡単だ。毎年やっていたクリスマスパーティー兼2人の誕生日をすっぽかしたからだ。

 朝に2人に誕生日おめでとうメールを投下して、夜の集合時間前にお菓子を買いに行こうと近所のコンビニ(最近プレゼントを買う為にバイトをしている所でもある)に行ったら何故か店長しかいなくて必死に電話をかけていた。

 何かと思いレジに並ぶついでに聞こうとしたらむしろ店長から声をかけてきた。


 「あ、鈴鳴くん!?ちょうど良かった頼みたい事あってさー!」


 「えっ、なんですか僕今から用z「今日もう1人の子が急に熱出しちゃってさー!ほんとに大変なのよー!」

 「それは大変ですけど僕なn「私もさっき親族倒れて今から病院行かないといけないんだけどみんな電話出てくれなくて困ってたんだよー!」

 「いやだから無r「だから後3時間で良いから店頼むね!よろしくー!!」(脱出)

 「えぇ……」


 と、完全に押し付けられて逃げられたのだ。とりあえずあのゴミ店長、後で制裁してやる……と思いつつも後3時間なら間に合うし良いか……とタイムカードを押しつつとりあえず店番している事にした。

 もちろん二人に連絡したし、その了承は得たのだ。


 問題はこの後で、次の時間には先輩が来る予定だったのだが、


 「あの野郎バックレやがった……」


 予定時刻に来ないし、電話しても出ないのだ。

 あの野郎マジ許さん、多分明日から来ないんだろうけど。

 一応交代要員が来なくて抜けられない事の連絡はしたのだが見てくれたのだろうか?


 更には数時間後に来た本来病欠の子の交代の人が来た頃にはレジに行列が出来てしまい最早抜けられる状況でもなく、もちろん約束の時間も過ぎており、連絡も出来ていなかった。


 最終的に抜けられた頃にはパーティー終了予定時刻間近だったのでダッシュで帰って会場である自宅(現在両親が旅行中だが、コロちゃんには合鍵があるのでそちらで入ってもらっている)へ向かい、呼び鈴を鳴らしてドアが開く音と共にそれ以降の記憶がない。


 そして今現在、窓の外が明るいということは一晩経過して12/26日であり、彼女らがこんな事になっている原因はすっぽかしたから以外に考えられない、という事だ。

 とりあえず起きて10秒で確信出来たから間違いないと思いたい。


 「…………よし、これで完成かな、あいちゃん?」


 「そうね、これでクリスマスパーティーを始められるね。ちょうどみっちゃん(クリスマスツリー)も起きたみたいだし」


 僕の事クリスマスツリーって呼んでるし……怖いなぁ、何されるのやら。


 「あのぉ、僕は今からどうなるので…?」


 「あら、決まってるでしょ、ここでもう一度パーティーをやり直すのよ、ねぇあいちゃん!」


 「そうね、楽しみましょコロちゃん!」


 ……2人とも笑顔なだけ狂気が感じられて怖い、めっちゃ怖い。

 たぶんこれだけ怒ってるの3人で喋ってる時におやつに出てきたポテチをほとんど1人で食べちゃった時の3時間説教以来じゃない?


 そこから、僕にとっての地獄が始まった……


────────────────────


 事ある毎に「昨日は寂しかったなぁ」とか「クリスマスと言えば誕生日よね!もう過ぎたけど!」「あら、まだパーティー始めたばかりなのになんで誕生日は終わってるのかしら!?」と胃に的確なダメージを与え続ける事数時間……


 「名残惜しいけどそろそろ終わりにする?」


 「そうね、そろそろメインイベントやらないといけませんしね?」


 ……メインイベント?何をする気だ?

 訝しんでいると磔にしている私を2人で横倒しにさせた。もしかして解放してくれるのか?と期待するとそのままパンツを降ろされた。ぱおーん?


 「……ちょっ!?何してるの2人共!?」


 「「なにをって……ナニだけど(ですよ)?」」


 幼なじみ達の突然の暴挙に冷や汗が止まらないがまずは2人を宥めて……いやその前にこのぱおーんをどうにかしないと?


 「いやいやいや、なんで?待って?混乱が止まらないんだけど???」


 というかその前に僕が落ち着けない、ぱおーんもちょっと元気になりかけてる?


 「いやだって私達も16歳、結婚も出来る年齢でしょ?来年からまた変わるらしいけどなんか大人っぽいこと経験したいよねーってあいちゃんと話してたのよ」


 「それで私達の誕生日にみっちゃんを襲って一緒に階段登るとかどうです?って冗談半分で提案したら思いの外盛り上がっちゃっいまして?」


 「なのに準備万端で望んだ当日はみっちゃん帰るの遅いしネットで買ったスタンガン効きすぎたのか起きてくれなかったから今日実行する事にしたのよ」


 …………あれぇ?計画的犯行な上に逃げ場も向こうの躊躇もなしですか?

しかも会話中にこちょこちょと触られて女の子と初接触ぱおーんは準備万端になってるからもう触らないで!?


 「「という訳で現在(物理的に)光り輝くみっちゃんの(表現的には)光り輝くアレ、いただきまーす!」」


 「いや、あの、ま、待っ…………アーーーーッ!!!!」


 …………その後の事は聞かないで欲しい、真っ白な大人になって解放されたのは翌日でした。

さあ、存分にダメージを受けよ(短いけどありがとうございました。)

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