平凡な魔術師だった僕は、転生してSSレート妖魔に認定されました ~魔術師をクビになったので返り咲くために魔術講師(非公式)を始めます~
平凡な魔術師、冴島透は仕事中に命を落とした。しかし、狐の耳と尻尾を生やして息を吹き返すことになる。透は妖魔の転生体であり、妖狐として蘇った。それも一国を滅ぼした実績をもつ、危険度SSレートの大妖魔。そんな透に言い渡された魔術界からの処分は、けれど極刑ではなく魔術師資格の剥奪のみだった。不可解な決定に首を傾げつつも、透は一般人となる。そんな折り、とある半妖の少女と出会う。それが切っ掛けとなり、透は魔術師として返り咲くことを決意した。その足がかりとして選んだのは、半妖たちの魔術講師(非公式)となることだった。一方で魔術界では、透をめぐる争いが密かに動きはじめていた。