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第4話 太ルート(前編)

「んじゃあ、そのまま太ってくれ」

返ってきたのは夏海にとって意外な言葉だった

「え!?」

勿論、夏海は驚きを隠せない。

「武冬、本気で言ってる?冗談だったら別れるレベルで困るわよ?」

「本気。実は今朝起きる前にめっちゃデブった夏海が笑顔で手を振ってて…予知夢だったら本物にしたいんだ」

まさか、自分が太ったのと彼の見たという夢はどこかでつながっているのだろうか?

そんな想像をついしてしまう。

そして夢の世界の中の夏海の姿形の話へ突入した。

「ねえ、そのわたし目測何キロぐらい?今から太るにしてもデートは来週だよ?」

「100kgは軽く超えてたな…スリーサイズは全部3桁あるな」

現実世界の夏海、数秒固まる。その次に、

「ゴメン、太りはしても来週までに期待に応えるのは無理そう…」

と返答し、夏海は一部を丁重に断ったつもりだったが…。

「実はこの間おやつ買いにドラッグストアに行ったら“太りたい人のための薬”が売ってた…。飲めば食欲が増すみたいだから、そいつを飲んで“制限時間内に食べきったら無料”の特盛を食い漁ればきっといける」

まさかの方法が見つかってしまった。

「じゃあ、頑張って太るね、武冬君」

「おう、頑張れよ!期待してるぜ」

と交わして電話を切った。

「うっそ~…」

夏海、未だに信じられずに床に座り込む。

実の所、自分のスタイルに自信を持っていたからだ。

太る=それが壊れる ということに凹んだのだ。

でも、彼の期待には応えようと思い、ドラッグストアで“太りたい人のための薬”を購入し、太ることを決意した。

また、“スリーサイズは全部3桁”と推測されていたのでバストやヒップをピンポイントで大きくする効力があるというやや怪しいサプリメントも同時購入。


最終ルート、イベントが多く、長くなり過ぎました…。

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