第2話 そのままルート
お待たせしました!終わり方の1つです!
「やせるかどうかというと、健康体重が解らないとリアクションが取れねえ…。その点はどうだった?」
健康体重について聞かれてしまった。
「…セーフよ!」
彼女の体重は思い返せば適正体重圏内だった。
「んじゃあ、無理するな、夏海。逆に体重気にしている方が体に毒」
「そっか、そうだよね!何言ってるんだろう、わたしったら」
「水着の夏海、楽しみにしてっからさ!んじゃ!」
そう言って電話は切られてしまった。
でも、無理をするなと言ってくれたのでこれはこれで肩の荷が下りた。
一応暴飲暴食はしないようにし、「程々」を意識しながら空白の6日間を過ごした。
そしてやってきたデート当日。
ウエストに若干肉はついているものの、他がいいので美人の範囲と言える。
どうしても目に飛び込む周りの自分より細い女性たちを見ていると、やっぱりちょっと羨ましくなる夏海。
でも彼女には本当は別にどうだっていい。
若干太ろうが、ありのままの自分を好きでいてくれる人がいるから。
労働も体重もゲーム時間も、正直なところ「程々」が一番です。
というわけでこんな終わり方が生まれました!