27話 魔術の弟子を卒業する
弟子卒業試験を始めるために丘陵地帯の中でも平らな場所にやってくると、ラウレはようやく説明を始めた。
「あんまり早く説明しても緊張感が出ないかと思って黙っていたけど……まあ、試験のルールは大したものじゃないよ。
さっきも言った通り、やることはボクの魔術を避けること。魔術の回数は一度きり。避けられたら合格。そのときは、晴れて弟子卒業だよ。
でも、もし当たっちゃったら……」
「……どうなるんだ?」
ラウレはなぜか照れるように口元を押さえた。
「ふふっ、そのときになってのお楽しみだよ。イスハのことだから、簡単にクリアしちゃうかもしれないしね」
「……その割には、自信がありそうだな」
意識を感じるまでもなく、ラウレの表情は強気だ。
「まあね。なんたって……ルールがあるからね」
「――おい。そこは自分の魔術に自信を持つところじゃないのか」
「無理言わないでよ。制限のないイスハに当てるなんて、ボクには十年早いよ」
「いや、自分で言うセリフじゃないと思うが……それで、具体的なルールは?」
魔術禁止だと厳しくなるが……。
「まず、開始地点だけど、イスハはそこで、ボクは……」
喋りながらラウレは歩いていき、俺から十メートルほど離れたところで立ち止まる。
「ここ。そして、イスハが動けるのは、ボクが魔術を出したあとだよ。あとは避けるだけ。どうかな?」
「……それだけ?」
「うん? そうだよ?」
予想外に……制限がない。
開始地点と動き出しの指定なんてものは、魔術を受けるという内容からして当たり前のルールだ。逆に言えば、基本的なルールしかラウレは設けていない。これで俺に当てられると考えているなら、思いのほか、その自信は大きいと見える。
……いいだろう。このルール、ただの試験というより実戦訓練に値する。十中八九、ラウレは心象魔術を使ってくるだろうが、あれを実戦形式で受けられるのなら幸運だ。しかもラウレには自信があるという。だからこそ、俺も本気で取り組めるというもの。
安全気分はやめだ。疑似的な戦場と見なす。実戦的に、信念をもって、ラウレの魔術を回避してみせよう。
「ちなみに、ラウレは俺に魔術が当たる可能性をどのくらい見積もっている? 九割? 八割?」
「うーん……どうだろ。五割くらいかな?」
おい。
「さっきの自信はどこいった」
「いやいや、イスハ相手に五割で当てられるならいいほうじゃない? ボクが見ていた限り、実戦でのイスハの被弾率、ゼロだよ? 大魔相手にそれだよ? コインの裏表くらいの気まぐれで当たるなんてすごくないかな?」
いや、確かに実績だけ見れば被弾率ゼロではあるが……。
「その通りだと認めるべきか、それともやはり五割は低いと反論すべきか、微妙な気分だ」
「まあ、可能性なんて考えてもしょうがないよ。どのみち今からやるんだからね」
「それもそうだな」
俺は十メートル先に立つラウレを見据える。敵意などは向けず、ただ純粋に、その一挙手一投足を観察する。
――潜在覚醒、身体操作、感知。
――[風亡]発動待機、[負爆]発動待機。
「俺は準備できた。いつでも構わない」
「そう? でも、あまり構えている感じはしないね」
「棒立ちに見えるかもしれないが、身体はリラックスした状態だ。どの方向にも瞬時に加速できるし、特技と魔術の準備も終えている。なんなら、一秒以内にラウレの傍を通り過ぎることも可能だが」
「あはは……遠慮しとくよ。じゃあ、始めてもいいんだね?」
「ああ、いつでもいい」
俺はとっくに臨戦態勢なのでそのまま待ち構える。
……途端、空気が張り詰めたようだった。
ラウレは笑みを消すと、穏和そうな青緑色の瞳をキリっと細め、鋭く声を発した。
「弟子卒業試験、始めるよ!」
そのままラウレは右手を突き出すと……ふと、雰囲気を一変させる。
――落ち着きのある自然体。
飛んでくるのは攻撃の意識ではなく、包み込むような温かなそれ。
自信に裏打ちされたゆったりとした様子は、しかし俺にはある種のプレッシャーとして重厚な静謐を感じさせた。
ラウレはまるで使い慣れたルーチンのように滑らかに、落ち着いたアルトボイスでつぶやく。
「――静止の抱擁」
背筋がぞくぞくと震えた。そこに凝縮された何かに、直感が警鐘を打ち鳴らす。
ラウレの突き出した右手には暗闇がまとわりついていた。以前の戦いで見たそれと同じく、ただただ黒い、ラウレの心象魔術。その名は、【火消】だったか。
次の瞬間、その暗闇が音もなくこちらに迫ってきた。
――速い。全力で投げつけたような速度。
避けるという試験内容など関係なく、それに当たってはいけない、と直感する。
十メートルという距離は一瞬で潰されるが、しかし俺の動体視力からすれば、暗闇の動きを見極めることも、そして避けることも容易い。
しかしラウレの意識が俺個人に向けられていない。おそらく暗闇の操作に集中している。その射線上から逃げればいいという単純な話ではきっとない。
俺は追尾してくる可能性を考慮して、大回りに避けようと右手に踏み出した。
同時、距離を半分以上進んでいた暗闇が突如、八つの方向に分裂する。
うち一つはそのまま直進するが、四つは左右から俺を追い越して回り込む軌道、残り二つは上から、最後の一つは下から回り込むように……まるで俺を中心とした球の表面を舐めるように進む。暗闇が通った場所の空間が元に戻らず、暗闇の浸食が広がっていく。俺を囲もうというのか。
だが、隙間が多すぎだ。
俺は右手に飛び出した勢いのまま、右側を回り込む軌道で描かれた二本の暗闇の隙間を目指す。
その隙間は高さ1メートルほど。潜り抜けるには充分すぎる。
侵食する暗闇の先頭は球状の囲いの背面で合流する寸前で、こちらに向かってくる気配はない。
このまま脱出するのは簡単すぎる。
隙間を潜り抜けようとしながら、そこに疑問を抱いたときだった。
二本の暗闇から上下に暗闇が広がり、その隙間を埋めていく。急速に光が閉ざされていく。
隙間の高さは半分を切りそうだ。地面との隙間もしかり。
……ぎりぎり間に合わない。
そう判断するや、次の行動に転じた。
俺は隙間の手前で、空へと跳躍。
四メートルほどの垂直飛びで上の暗闇と横の暗闇の間を通り抜けて上側に出ると、背後に待機させていた圧縮空気を解放した。
[負爆]で空中にて加速し、暗闇の囲いの真上から外側へと脱出する。
少し離れた地点に着地し、すぐに後ろを振り向く。
そこには、不気味なほど静かな暗黒のドームがあった。
……これで終わりか。
呆気なかった……と思うのは、俺が[負爆]を習得していたからだ。
もし魔術を習得していなければ、上に出たあと距離を稼げずにあのドームの上面に落下していただろう。あれに触れるとどうなるかは不明だが、おそらく試験には不合格だった。
結果的に[負爆]で簡単に脱出できたが……。それに、その手前ではヒヤリとさせられた。まさか暗闇の線が隙間を埋めるように広がるとは思ってもみなかった。
決して攻略が簡単な技ではなかった。
驚くべきは、暗闇の動きの自由度と制御だろう。
あれだけ自在に動かせる心象魔術というのは強い。現に、まんまと退路をふさがれて上に逃げるしかなくなった。上に逃げるのはあまり得策ではない。滞空中に追撃されると回避が難しいからだ。
そして自由に動かせるぶん操作するのも難しいはずだ。自由度が高いということはすなわち制御が必要な部分が多いということなのだから。
それに……あの暗闇、確か八つに分裂したはずだ。
この世界、魔術は完全なマニュアル操作。その動きのすべてを自分の思考で導かなければならない。つまり、八つの動きをすべて制御していたということ。
俺なんか、練習不足というのもあるが一つの圧縮空気を動かすだけでもかなりの集中力を要する。二つ同時に動かすだけでも、両手を別々に動かすのと感覚的に実は変わらない。
八つの動きを制御するというのは、どれほど難しいことか。
と、ここまで考えてさっきの座学を思い出す。
……ああ、あれ、多重魔術か。
相手に当てるために一つの魔術を複雑化するというのは、なるほど、ああいうことか。その難易度を思えば、魔術の極みとされるのにも同意する。
しかもあれ、心象魔術だよな。魔術の極みが二つだよな。
強いとは思っていたが……ラウレの術師としての技量が高すぎるだろ。
それともなんだ、多重魔術というものはみんなあれくらい使えるのか?
だとしたら……想像以上に厄介だ。魔物の力押しの魔術とは違い、ツリ目男の戦術的な使い方とも違い、忍び寄って退路を断つような、クモの糸で絡め取られるような怖さがある。意識感知だけで避けられるものではない。より事前の段階から注意しなければならないだろう。
そうやって術師に対する認識を改めていると、俺の近くまで歩いてきているラウレが気まずそうに頭をかきながら言う。
「やっぱり避けちゃったね。もしかしたらいけるかもって思ったけど、まだまだだったよ」
「いや……驚いた。まさか心象魔術の多重魔術で来るとは思わなかった。このためにさっきの座学があったんだな」
「まあ、そうだよ。一般的な術師の奥義っていうのかな、それをより理解してもらいたくてね。イスハの戦い方とは違うけど、敵対したときのためにも、術師のやり方は理解しておいたほうがいいでしょ?」
ちょうど俺の目の前に到着したラウレに、俺はうなずきを返す。
「ああ、その通りだ。おかげで認識を改めることができた。一連の流れを作ってくれてありがとう。
それで、さっきの多重魔術だが、あれくらいできるのが普通だったりする? それともラウレが特別上手いのか?」
「えっと、ちょっと自分じゃ言いにくいけど、ボクの術師としてのランクは上の下ってところかな。一応、全体から見たら上のほうではあるよ。ちなみにさっきのあれ、[静止の抱擁]って言うんだけど、ボクの切り札だからね。感づいているとは思うけど、そんな簡単に開発できるものじゃないよ」
「……そうだよな。それを聞いて安心した」
まさか切り札を見せてくれていたとは、と驚いたが、しかしあれが切り札で良かったともいえる。
もしあのレベルの多重魔術が普通の技であったなら、術師の脅威度をかなり上方修正しなければならなかった。
まあ、ラウレの心象魔術があってこそ、あの切り札が活きているとも言えるが。
「そういえば、あの暗闇の魔術、当たるとどうなるんだ? 空間を止めている印象だったが」
「止めるというのは正解だよ。あれに触れたものは動きが止まるんだ。もしイスハがボクの【火消】に当たっていたら、イスハはそこで止まっていたよ」
「……そこで止まるというのは、ただ動けなくなるだけ?」
「えっと、意識もなくなるかな。イスハの時間が止まるイメージかも」
「それは……すごいな」
空間系の能力だと思えば大間違いだ。いうなれば停止の能力。確かに攻撃性は皆無で、防御性能がずば抜けているが、しかし……。
「相手に当てた時点で勝ちじゃないか?」
「まあ、そうだね」
「反則的だな……」
攻撃性はないが、それ以上の効果だろう。相手を止めれば生け捕りにできる。あとは煮るなり焼くなり好き放題だ。単に殺す能力よりもよほど恐ろしい。
「そうだよ。だから心象魔術はそれ自体が極み扱いなんだ。といっても当たらなければ意味がないんだけどね」
ラウレからすねるような視線が送られてくる。
「……そういえば、俺がラウレの魔術に当たっていたら、どうなっていたんだ? いや、効果の話じゃなくて、対応というか、試験直前に言っていただろ? 当たってからのお楽しみとかなんとか」
「あー、あれ? あれはね……」
ラウレは恥ずかしそうに頬をかく。
「イスハの羽繕いをさせてもらおうかなって。ウーリちゃんと交渉して、イスハが試験に合格できなかったら、次回の羽繕いをさせてもらう約束をしていたから」
「なんだ、そんなことだったのか……」
罰ゲームのようなものがあることも想定していたが、なんのことはない、俺には全く不都合のないイベントだったな。
「それなら、俺からウーリに交渉してみようか? 一回くらいならなんとかなると思うが」
ラウレにはお世話になっているから、そのくらいの便宜は図ろうというものだ。
「いや、ありがたいけど、いいよ。また何かあればウーリちゃんと相談するから」
「……ラウレがそれでいいのなら構わないが、べつに、俺が仲立ちしてもいいんじゃないか?」
「えっと、そうじゃなくて、なんていうかその……」
「ん?」
「……まだ心の準備が、ね?」
「心の準備?」
これ、何の話だっけ? 俺の羽繕いだよな?
「だってイスハの羽、信頼している人にしか触らせないでしょ?」
「まあ……否定はしないが」
「ボクの尻尾よりは許容範囲が広いことはわかるけど、でも、イスハの羽を触るのは、その、もっと状況を整えてからがいいかなって……」
「……そうか。じゃあ、そのへんはラウレに任せよう」
ロマンチックなシチュエーションを、ではないが、ラウレには何か思うところがあるらしいので、丸投げ、もとい見守ることにした。
……さて、疑問も解消できたので、頃合いだろう。
俺は姿勢を正すと、ラウレを正面から見つめる。
「ラウレ」
「うん? ……あ、はい」
察したのか、ラウレは慌てて背筋を伸ばすと緊張気味に見つめ返してくる。
俺は腰から上半身を深く曲げて、頭を下げた。
「ラウレの切り札や【火消】の内容も含め、俺にいろいろと教えてくれてありがとう。そして……魔術の師を務めてくれて、ありがとう」
頭を上げると、そのままラウレの見開かれた青緑色の瞳を見つめながら言葉を続ける。
「丁寧で思いやりのある指導のおかげで、俺は自分の方向性に合った魔術を習得できた。また、これから習得すべき魔術も見定めることができた。ラウレは謙遜するかもしれないが、俺はラウレのことを最高の師だと思っている」
ラウレの瞳が潤みだす。このまま続けるとこぼれそうだと思いつつも、しかし伝えたい言葉は終わっていないので続ける。
「ここでいったん、師弟関係は解消されるが……これからも良き関係でありたいと思っている。今まで本当にありがとう。そして、これからもよろしく」
俺が右の翼を差し出すと、話の途中からうるうるとしていたラウレはついに顔をしわくちゃにして決壊した。
「うっ、うぅ……。ボクのほうこそ、よろしくだよぉ……」
おえつを漏らしながら俺の翼を両手でつかむラウレ。仕方ないので俺ももう片方の翼をそこに合わせる。
ラウレは涙もろいのかもしれないが、それだけではなく感謝と好意の意識が強烈に向けられている。
おそらくラウレにとって、俺の行為はそれほどのものだったのだろう。これには彼女の身の上が関係していそうだが、それについては何かの機会に尋ねてみるべきかもしれない。もはやラウレは大切な仲間だし、男性恐怖症について理解する鍵にもなるだろう。折を見て立ち入った話はしたいと思う。
……それにしても、やはり泣かれると居たたまれないな。
それに、ちょうど弟子卒業の暁というやつだ。あれのチャンスだろう。
握手を終えて恥ずかしそうに涙をぬぐうラウレへと、俺は何気なく声をかける。
「ラウレ。魔術の件でお世話になったお礼も兼ねて……膝枕、しようか?」
「……え?」
俺の言葉が飲み込めなかったらしく、上目遣いで見上げてくるラウレ。
俺は言い直す。
「いや、また膝枕しようかって話、していただろ? お世話になったお礼も兼ねて、どうかと思って」
「……えっと、えっと」
ラウレは空をちらちらと見る。
俺には何を気にしているかすぐにわかった。
「ああ、ウーリなら大丈夫だろ。この前も特に反対していなかったし。まあ、周囲の警戒のために空になってもらっているから、こちらの様子は駄々漏れだと思うが……見られるのが嫌ならやめておこうか?」
「え? あ、いや、その……」
涙とは別の理由で恥ずかしそうにうつむくラウレ。
このままでは遠慮されそうでもあるが、しかしさすがにこの間の膝枕だけでは不完全燃焼だし、ラウレも仲間なのにウーリばかり甘えさせてラウレをのけ者にしているような申し訳もあり、そしてラウレのような可愛い狐少女に膝枕をするのは父性のようなものが満たされるという欲求もあり、俺はダメ押しをする。
「弟子卒業ということで、恩返しがしたかったんだが……ラウレも、何か理由があったほうが受けやすいんじゃないか? あれだったら、涙が落ち着くまででもいい。ああ、とりあえず場所を移動しようか」
俺は先導するように歩き出し、膝枕をするのに頃合いの平たい岩を見つけて腰かける。岩よりも草の上のほうが柔らかいのだが、俺の身体的に腰掛ける体勢を取らないときついものがあるので許してもらいたい。
気持ち上半身をのけぞらせ、膝を空けてみせる。それでもラウレが躊躇しているので、俺は膝を翼で叩く。
そこまでしてようやくラウレは動き出し、恥ずかしそうに静々と俺の隣に座って横になり、頭を乗せてきた。
俺はラウレの頭を翼でぽんぽんと労うように軽く叩く。
「俺から頼んだことだが、師の務め、お疲れ様。難しいかもしれないが、気を抜いてゆっくり休んでくれ。寝てもらっても構わない。ウーリもよく俺の膝の上で寝ているしな」
「……うん」
そして、そのまま穏やかに時間が過ぎていく……はずだった。
……一分とたたないうちに、ウーリが俺たちの前に現れた。
まだ膝枕に対する緊張の解けていなかったラウレはびくりと身体を震わせ、急ぎ立ち上がると慌てて口を開く。
「ち、違うんだよ、ウーリちゃん! これはその、ボクからお願いしたんじゃなくて、ボクが泣いていたところにイスハのほうから提案してくれて……!」
慌てて弁解を始めるラウレだが、俺にはウーリがそんなことで姿を現したとは思えなかった。そもそも膝枕を阻止するためならもっと早いタイミングで現れていたに違いない。
果たして、ウーリはきょとんとしたあとふわりと返す。
「らーちゃん、どぉしたのぉ?」
「……え?」
心の底から不思議そうにするウーリに、ラウレは固まる。
俺は不穏な空気を感じ、ウーリに直接尋ねた。
「どうした? 魔物でもこっちに向かってる?」
……仮に野魔程度であれば、ウーリがなんらかの手段を用いて追い払う手はずとなっていた。まだその現場を見ていないので、ただならぬ強さを持つ普通の羊の群れを召喚するのか、それとも本人が手を下すのかは不明だが、しかしその程度のことでわざわざ報告に来るとは思えなかった。
つまり、大魔以上の、そして人型である可能性が高かった。
警戒を強める俺に、ウーリは特になんとも思ってなさそうな、一見いつも通りの様子で口を開く。
「そぉ、魔物かなぁ。
あとねぇ、その人、強そうだけどぉ……どぉするぅ? 逃げるぅ?」
ラウレの情報を公開します。
~~
<ステータス>
「ラウレ」
種族:焔狐人
特技:
【多重操作】☆☆ [多重操作]
【隠密】☆☆ [気配希薄][無音行動]
【察知】☆☆ [気配察知][魔力察知]
【短剣術】☆ [中級]
魔術:
【火精魔術】 [尾炎術(弱)][火消]
【水精魔術】 [水操作]
【心象魔術:火消】 [変化消失]
※特技の☆の数は価値や評価を表し、最大で三つです。魔術に☆がないのは評価基準がないためです。
※火精魔術については今作中でお披露目する機会がないため公開しています。
<魔術詳細>
「ラウレ」
【火精魔術】
・[尾炎術(弱)]
種族的な攻撃技。腰に括りつけた紐を燃やし、操る。
ただしラウレは充分に操作できないためほとんど使えない。
・[火消]
火を消す。
【心象魔術:火消】
・概要
固有時間停止、威力消滅、空間停止といった効果を持つ。黒く見えるのは光さえ通さないため。
・[静止の抱擁]
多重魔術。相手を静止のドームで包む。




