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0話 それは始まりの合図
初めましての方は初めまして。
みなさま、お久しぶりです。
さて、お楽しみいただけましたら幸いです。
(2017/10/18 サブタイトル変更しました 「序章」→「0話」)
側頭部に短くゴツゴツとした巻き角を持つ幼女は、恐怖に歪んだ顔を上げると、すがるように俺を見上げてくる。
「はーちゃん……お願ぃ……」
ドクン、と心臓が跳ねあがるのを感じた。
それがどうしてかはわからなかった。
だが、俺がそれを求めていたことだけは、すぐにわかった。
そうなると、彼女の薄紫の瞳から目が離せなくなった。
「……助けてぇ……」
その一言が、トリガーだった。
俺は、『幼女を守る』という前世の信念を思い出していた。
一日おきに更新していきます。
分量は十数万字になる予定です。(←二十万字超えます……。 2017/11/29追記)
プロットは完結済みですが本文がまだなので、もし更新遅れるときは活動報告でご連絡します……。