8話
森へ着くとまず俺はゴブリンの群れを探した。
「おっいたいた」森に入って直ぐなのに早速見つけた。
俺はまず気づいていないゴブリン達の中の1匹の首を落とす。やはり何の抵抗も無く落とすことが出来た。
(人型の魔物を殺してもやっぱり何も感じないな)それが異世界に来てからの慣れなのだろう。
そんな事を考えていると仲間を殺され怒ったゴブリンが3匹飛びかかってきた。それを俺は一刀で切り裂くすると残った6匹のゴブリンが慌てて逃げだす。だが逃すつもりも無く俺は1匹ずつ後ろから切り殺した。
そんな事を続けている内に森の奥まで来ていて日も暮れてきている。
(もう帰ろう)そう思い俺は帰路に着く。
一番最初にゴブリン達を殺した辺りに剣や短刀を持ったゴブリン達とひときわ大きく斧を持ったゴブリンを見つける。
(あれで最後にするか)そう思ったのが間違えだった。
まず俺はいかにも強そうな大きなゴブリンに切りかかる。だがいつもは簡単に切れるはずのゴブリンだが今回は切れなかった。
(固い!)俺はそう思いとっさにひく。その時目の前を刃が掠めた。
(危なかったあれは当たったらやばい)俺はそう思いスキルを使う事にした。
「新しいスキルを使おう」俺は剣神の力であいつを殺せる技を探した。
結果は直ぐに見つける事が出来た。デスブレイズと言う魔剣技だ。
「デスブレイズ!」俺は叫びスキルを発動する。
その時剣から黒い閃光き走りゴブリンを貫いた。
「 案外呆気なかったな」そう呟き残りを片付けようと思った時にはデスブレイズの余波で取り巻き達は死んでいてその威力に俺は驚いた。
その後ギルドカードを見るとレベルは20まで上がっていてゴブリンキング討伐と書かれていた。さらに驚くことに魔法を覚えていたのだ。
《魔剣技デスブレイズを使用した為属性魔法闇を覚えました》
俺はこれを目にしていかに剣神と言うスキルが馬鹿げているかが分かった。
俺は魔法をどう活かすかを考えながら足ばやにギルドへ向かった。