10話
朝起きると俺は直ぐにギルドへ向かった。
ギルドに着き俺は直ぐ受け付けに行った。
「あのダンジョンって何処にあるんですか?!」いつもの受け付け嬢が慌てたように言う。
「待って下さい昨日のゴブリンキングの報酬があります。報酬は金貨1枚です」
「ありがとうございます」俺は慌ただしく答えダンジョンについて再度尋ねた。
「ダンジョン何処なんですか!」
「えっとダンジョンいつもキョウヤさんが行ってる森の中にありますよ」
(全く気づかなかった)
「でもあそこのダンジョンはレベルが高い魔物が多いのに何故か宝箱が無いので人気ないんですよ」人気が無いから誰も通りかからなかったらしい。
「まず試しに行ってみますよ」
俺はそう言ってギルドをあとにした。
俺は森に来るとダンジョンが在るという森の中に入っていった。
結果直ぐにダンジョンは見つかったのだが、廃れた感じで誰も近くに居ない。
「とりあえず入るか」
ダンジョンに入ると直ぐにネズミの魔物が出てきた。いつも道理に一撃で切り殺そうとしたが躱された。
(ほんとに強いらしいな)俺はそう思いながらスキルを使った。
「神速剣」やはり神速の斬撃を躱す事は出来ないらしくそのままネズミの魔物は絶命した。
(一層からこれじゃ先が思いやられるな)俺はそんなことを思いながら次の標的を探した。
次に出てきたのもネズミだったきっと一層はネズミの層なのだろう。
何度か攻撃を当てれないかと攻撃していたら大体何処に逃げるのかが、分かってきて攻撃を当てれる様になってきた。
俺はそれから何度もネズミを狩りながら次の層への階段を探した。
歩き周りかなり時間が経ったころ他とは違う扉のある部屋を見つける。
「ボスとか出んのかよ」俺はそんな事を呟きながら扉を開けた。
ボスはいつものネズミをでかくした感じのネズミだったが明らかに今までのネズミとは違う雰囲気を感じた。
(これは一撃で決めた方がいいな)そう思い俺はデスブレイズを使うことにした。
「デスブレイズ」黒い雷が急に飛んできて咄嗟に躱そうとしたデカネズミだったがあまりの速さに回避出来ずその場で消滅した。やはりゴブリンキングよりは弱かったようだ。(もっと強い魔物は居ないのかな?)そう思いながら次の層への階段を降りていった