ロストワン
平和で当たり前、それでも楽しく幸せな日々はいつか必ず終わりを告げる。それは当然で誰もがわかっていること。それなのにいざその終わりがくるととても辛く悲しいものだ。
ある日、我が十時(ととき)家に不思議な来訪者が現れた。一人の少女だ。その子は突然宣告した。
「欲しいものがあるなら大切なものを失え」
――あなたは自分の望みのために大切なものを失えますか?――
ある日、我が十時(ととき)家に不思議な来訪者が現れた。一人の少女だ。その子は突然宣告した。
「欲しいものがあるなら大切なものを失え」
――あなたは自分の望みのために大切なものを失えますか?――
プロローグ
2013/09/02 00:45