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QWERTY  作者: 萬
4/5

「今までの登場人物」

鈴木先生:鈴木研のボス

兵藤:鈴木研所属 修士1年。

木村:鈴木研所属 修士1年。


鈴木研:

准教授1名、助教1名、修士2年3名、修士1年2名で構成。

研究室に戻ると、先輩たちはミーティングの準備をしていた。

1ヶ月後に皆で参加予定の県内の小さい学会に投稿する論文についてまとめているようだった。


我々は、その学会には行くものの発表予定はない。

私は今作っているWebサービスの現状を見せて、皆の意見を聞こうと思っている。



このWebサービスは、皆の位置情報を共有できるというものだ。


うちの大学院の建物は位置検出システムが導入されている。

小さいバッチを持っているだけでどこにいるか分かる。




このシステムの情報を元に私が作ったWebサービスは皆で位置を共有している。



今は試験的に、研究室のメンバーで位置を共有している。

だから、鈴木先生がまだ研究室近くにきてないことがわかってる。

さらに、先生があと5分ぐらいで研究室につきそうなら、研究室にあるランプがつくようにしている。



ランプはまだ光っていない。

ミーティングまであと30分はあるけど、鈴木先生にしては遅い。


そう思っていたら、ピッというICカードを認証した音がし、研究室の扉が開いた。

「おはよう。 みんな」


鈴木先生の登場だった。

そして開口一番に私を見て、

「兵藤くん。 ランプ光らなかったでしょ? 屋内と屋外の位置情報の統合部分にまだ欠点があるね。」

と笑顔で話した。



どういう欠点かは、自分で考えてごらんと言われ、結局ミーティングの間、ずっと上の空になってしまった。

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