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フランチェスコとその友人たち  作者: はまゆう


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第十八話 スルスム・コルダ

——心を高く上げよ


---


聖フランチェスコの死後、修道士たちはベルナルドを、尊敬すべき父として愛し、敬った。


彼は決して総長にならなかった。権力を求めなかった。表に出ようとしなかった。しかし彼の存在は、修道会の礎であり、すべての兄弟たちの心のよりどころだった。若い修道士たちは彼の静けさに学び、年老いた修道士たちは彼の謙遜に倣った。彼は語らずとも教え、説教せずとも導いた——その生き方そのものが、一つの福音だった。


時は流れた。ベルナルドの髪は白く染まり、その歩みは遅くなった。かつてフランチェスコと共に歩いたあの日々は、遠い昔の記憶となっていた。しかし彼の心は変わらなかった。彼の祈りは変わらなかった。彼の愛は変わらなかった。


そしてベルナルド自身にも死の時が近づいたとき、世界のあらゆる場所から多くの修道士たちが彼のもとへと集まってきた。その知らせは、風のように伝わった。遠くの修道院から、隠遁の地から、托鉢の旅の途中から——彼らは皆、最後の別れを惜しんで駆けつけた。彼らは皆、ベルナルドの祝福を受けようとしていた。


その中には、あの高位の聖職者のような聖性を秘めた修道兄弟ジャイルズ(エジディオ)もいた。ジャイルズはフランチェスコの最も初期の仲間の一人で、その深い祈りと沈黙の生活で知られていた。彼は決して多くを語らなかった。しかし彼の存在は、見る者の心を静める力を持っていた。


ジャイルズはベルナルドの姿を見ると、大いなる喜びに満たされてこう叫んだ。


「心を高く上げよ(スルスム・コルダ)、ベルナルド兄弟よ、心を高く上げよ」


その声は、病室の静けさを破るように響いた。しかしそれは騒音ではなかった。それは——祝福の響きだった。まるで天使の声のように澄んでいた。


ベルナルドはその言葉を聞き、微かに微笑んだ。彼の目には、かすかな光が宿っていた。その光は、すでにこの世のものではなかった。彼は、もう一方の世界を見ていた。そして、その世界の美しさを、すでに味わっていた。


---


ベルナルドは、ある修道士に密かに命じ、ジャイルズが瞑想に没頭できるよう静かな場所を用意させ、その通りに取り計らわせた。


彼はジャイルズの霊的な深さを知っていた。彼が人々の前でなく、静けさの中で神と向き合うことを好むことも知っていた。だからこそ、彼はその配慮を忘れなかった。自分が最期の時を迎えていても、彼は兄弟たちのことを考えていた。それが彼の生き方だった。


ジャイルズはその場所へ導かれ、深い祈りの中に入っていった。彼はもう言葉を発さなかった。彼はただ、静かに神と共にいた。その沈黙は、病室の緊張を和らげるかのようだった。


いよいよ最期の時刻を迎えたとき、ベルナルドは自らの身体を起こさせた。その動作は弱々しかったが、彼の意志はしっかりとしていた。彼は目の前にいる修道士たちに向かって、静かに、しかしはっきりと語りかけた。


「最愛の兄弟たちよ、私は皆さんに多くの言葉を残そうとは思いません」


彼の声は、かすれていた。しかしその言葉の一つ一つが、深い重みを持っていた。彼は説教をしようとしていなかった。彼はただ——自分の最も深い思いを、兄弟たちに伝えようとしていた。


「ただ、皆さんに考えてほしいのです。私がかつて置かれていたこの修道生活の境地に、いま皆さんがいるということを。そして、いま私が迎えているこの最期の境地に、いずれ皆さんも至るということを」


彼の言葉は、時間を超えていた。彼は自分の人生を振り返っていた。あの日——フランチェスコに出会ったあの日。すべてを捨てたあの日。そして、この修道会が始まったあの日。そのすべてが、今、彼の言葉の中に凝縮されていた。


「私は自らの魂において確信しています。この世界と等しい千もの世界を並べられたとしても、私は私たちの主イエス・キリスト以外のいかなる主にも仕えようとは思わなかったでしょう」


その言葉は、彼の生涯の告白だった。彼は多くのものを捨てた。財産も、地位も、名声も。しかし彼は決して後悔しなかった。なぜなら——彼は、最も貴重なものを見つけたからだ。それ以外のすべては、それに比べれば、価値のないものだった。


「私が犯したすべての過ちについて、私は自らの罪を認め、救い主イエスと、皆さんの前で告白いたします」


彼は聖人ではなかった。自分が完璧ではないことを、彼はよく知っていた。だからこそ、彼は最後の瞬間に、自分の罪を告白した。それは偽善ではなかった。それは、真実の告白だった。


「最愛の兄弟たちよ、どうか互いに愛し合ってください」


それが彼の最後の言葉だった。彼のすべての教えは、その一言に凝縮されていた。愛すること。それだけだった。複雑な規則も、難しい教義も、彼は必要としなかった。ただ——愛すること。それが彼の生き方であり、彼が兄弟たちに遺した最大の遺産だった。


---


これらの言葉と、いくつかの戒めの言葉を遺したのち、彼は再びベッドへと身を横たえた。


その顔は言葉に尽くせぬほど輝かしく、喜びに満ち溢れていたため、修道士たちはみな驚嘆した。死の間際の人間の顔とは思えなかった。むしろ——新婚の花嫁のような、あるいは、待ち望んだ故郷に帰る旅人のような、その表情だった。


彼はもう苦しんでいなかった。もう恐れていなかった。彼はただ、待っていた。自分を迎えに来る者を。フランチェスコを。天使たちを。そして——主イエスを。


修道士たちは、その光景を目の当たりにして、涙を流した。しかしその涙は、悲しみの涙ではなかった。それは——あまりに美しいものを見た時の、感動の涙だった。


そしてその大いなる喜びの中で、栄光の冠を授かった彼の最も聖なる魂は、この現世の命を離れ、天使たちの祝福された国へと旅立っていったのである。


その瞬間、病室にいたすべての者が感じた——彼の魂が、天へと昇っていくのを。それは言葉では説明できない感覚だった。しかし確かに、そこにあった。


窓の外では、春の風が吹いていた。花が咲き、鳥が歌っていた。すべての被造物が、彼の旅立ちを祝福しているかのようだった。


---


ベルナルドは旅立った。しかし彼の教えは、兄弟たちの心に生き続けた。彼の静けさは、修道会の中に息づき続けた。彼の愛は、世代を超えて受け継がれていった。


「スルスム・コルダ」——心を高く上げよ。


その言葉は、彼の人生を象徴する言葉だった。彼は常に心を高く上げていた。地上の悩みに沈むことなく、天を見上げていた。それが彼の強さの源だった。そして、彼の死の床で、ジャイルズがその言葉を贈った時、彼はその言葉の意味を完全に体現していた。


彼は高く上げられた。天へと。


しかしそれは、彼だけの栄光ではなかった。彼の歩んだ道は、すべての兄弟たちの道でもあった。彼の到達した場所は、すべての信者の目指す場所でもあった。


ベルナルドは、最初の弟子だった。そして、最後まで忠実だった。彼はフランチェスコの愛を、その生涯を通じて体現した。そしてその死において、その愛の完成を示した。


修道士たちは、彼の遺体の前に跪き、長い間祈った。彼らは彼の言葉を反芻した——「互いに愛し合ってください」と。


その言葉は、今もなお、私たちの心に響いている。


---


*修道兄弟ベルナルド——「長子」と呼ばれた男。彼はフランチェスコの最初の弟子であり、最も忠実な追随者であり、そして最後の時までその愛を守り続けた者であった。彼は決して目立たなかった。奇跡も行わなければ、説教もほとんどしなかった。しかし彼の静かな生き方は、フランチェスコの精神を最も純粋に継承していた。彼の死の床での言葉——「互いに愛し合ってください」——それはフランチェスコの遺言と完全に一致していた。二人の聖人は、同じ愛を生き、同じ愛を語り、同じ愛のうちに天へと旅立ったのである。この「小さき花」の物語は、ここで一つの完結を迎える。しかしその花は、永遠に咲き続けるだろう。*

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