ミデン編 第二十八話 後悔
あの日の王都の広場は、歓声に包まれていた。
表彰された六人は、王都騎士団の前で表彰された。
「……よくやった! 民を守った功績は大きい!」
教官の声が響き、広場は拍手に包まれた。
ミデン、エルド、リュカ、リシア、カイル、セリア――六人は壇上に立ち、勲章を授けられた。
その瞬間、胸に誇りが宿った。
「……僕たちは、認められたんだ!」
エルドの声は震えていた。
だが、その誇りは次第に慢心へと変わっていった。
「……僕たちは、もう一人前だ」
「……誰よりも強い」
「……仲間がいれば、何も怖くない」
六人は笑い合い、胸を張った。
だが、その笑みの奥に、危うさが宿っていた。
だからリュカをあんな目に合わせた。
「……表彰されたからって、油断していたんだ」
リシアの声は震えていた。
ミデンは短剣を握りしめ、胸に誓いを刻んだ。
「……僕たちは、守るために振るうと誓った。でも、表彰されたことで調子に乗っていた」
リュカは肩の傷を押さえながら、静かに言った。
「……俺は、一人で強くなると誓った。でも、仲間と共に立ち続けることで強さを示せると学んだ。それなのに、表彰されたことで慢心していた」
エルドは剣を握りしめ、涙を流した。
「……僕は、弱いと笑われてきた。でも、表彰されたことで強いと錯覚していた。仲間と共に立ち続けることを忘れていた」
セリアは弓を背に、静かに頷いた。
「……私は冷静さを誇りにしていた。でも、表彰されたことで心が浮ついていた」
カイルは槍を背負い、力強く言った。
「……俺は槍で仲間を支えると誓った。でも、表彰されたことで誇りを力に変えられず、慢心していた」
リシアは魔術書を抱え、涙を流した。
「……炎は仲間を守るためにある。でも、表彰されたことで自分を誇示するために振るっていた」
六人は胸に誓いを刻んだ。
「……守るために振るう。それが、僕たちの誇りだ。そして、仲間の絆でもある」
夜風が吹き、月明かりが揺れた。
訓練場に響くのは、六人の呼吸だけだった。
彼らは表彰されたことで調子に乗っていたことを後悔し、誓いを新たにした。
「……僕たちは、まだ未熟だ」
ミデンの声は、静かに夜に響いた。
「……だからこそ、仲間と共に立ち続ける」
リュカは頷いた。
「……一人で強くなることはできない。仲間と共に立ち続けることで、真の強さを示せる」
エルドは涙を拭い、剣を構えた。
「……僕は、弱い。でも、仲間と共に立ち続けることで強さを示す」
リシアは魔術書を抱え、静かに言った。
「……炎は仲間を守るためにある」
カイルは槍を背負い、力強く言った。
「……槍は仲間を支えるためにある」
セリアは弓を背に、静かに頷いた。
「……矢は仲間を支えるためにある」
「……守るために振るう。それが、僕たちの剣だ。そして、仲間の誇りでもある」
胸の奥に、誓いが宿った。
「僕も、きっとどこかで楽勝だと持ってたんだ。おかしいよね。みんなごめん。」
リュカはそういって起き上がった。
ミデンはヌルの言葉を思い出す
―恐怖を忘れるなー
各々が反省をすることになる戦いであった。




