ミデン編 第二十三話 討伐令、牙を持つ森へ
王都騎士団の朝は、いつも訓練場の声で始まる。
だが、その日、教官が告げた任務は特別だった。
「北の森に魔物が群れている。スタンピードの兆しもある。六人で討伐に向かえ。ミデン、エルド、リュカ、リシア、カイル、セリア――お前たちに任せる」
その言葉に、広場はざわめいた。
「……新人ばかりで?」
「だが、あの六人なら……」
囁きが広がった。だが、六人は静かに頷いた。
出発の準備が始まった。
ミデンは短剣を磨き、呼吸を整えていた。
エルドは剣を握りしめ、胸に誓いを刻んでいた。
リュカは鎧を締め直し、孤独を抱えながらも仲間と共に立つ決意を固めていた。
リシアは魔術書を抱え、詠唱の言葉を繰り返していた。
カイルは槍を背負い、力強さを示すように立っていた。
セリアは弓を背に、矢筒を整えていた。
六人は王都の門を抜け、森へ向かう街道を歩き始めた。
朝の光が石畳を照らし、風が頬を撫でた。
だが、空気は緊張に包まれていた。
「……僕は、弱いと笑われてきた。でも、今回は仲間と共に立ち続ける」
エルドの声は、静かに響いた。
リュカは頷いた。
「俺も同じだ。孤独を知っている。でも、仲間と共に立ち続けることで強さを示す」
ミデンは短剣を握りしめ、静かに言った。
「守るために振るう。それが、僕たちの剣だ」
リシアは魔術書を抱えながら、少し不安そうに言った。
「……詠唱が遅いと笑われてきた。でも、炎の壁で仲間を守る」
カイルは笑みを浮かべ、槍を掲げた。
「俺は槍で仲間を支える。盗賊を退けたように、魔物も退ける」
セリアは弓を背に、静かに頷いた。
「私は矢で仲間を支える。冷静に狙いを定め、魔物を射抜く」
街道を進む六人の足音が響いた。
村人たちが彼らを見送り、祈りを捧げた。
「……どうか、森を守ってください」
その声に、六人は胸に誓いを刻んだ。
昼の街道は穏やかだった。
荷車の車輪が軋み、鳥の声が響いた。
だが、六人の胸には緊張が宿っていた。
「……スタンピードの兆しがある。もし群れが押し寄せれば、村は危ない」
ミデンの声は、静かに響いた。
リュカは頷いた。
「だからこそ、俺たちが止める」
エルドは剣を握りしめ、息を整えた。
「……僕は、弱い。でも、仲間と共に立ち続けることで強さを示す」
リシアは魔術書を抱え、言葉を繰り返した。
「炎よ、我が声に応え、壁となれ……」
カイルは槍を背負い、力強く言った。
「俺は槍で仲間を守る。立ち続けることで誇りを示す」
セリアは弓を背に、静かに言った。
「私は矢で仲間を支える。冷静さこそ、誇りだ」
夕暮れが近づくと、空気が変わった。
森の影が伸び、風が枝を揺らすたびに不気味な音が響いた。
六人は足を止め、呼吸を整えた。
「……ここからが本番だ」
ミデンの声は、静かに夜に響いた。
リュカは剣を構え、頷いた。
「仲間と共に立ち続ける。それが、俺たちの誓いだ」
エルドは剣を握りしめ、胸に誓いを刻んだ。
「……守るために振るう。それが、僕たちの剣だ」
リシアは魔術書を抱え、炎の言葉を繰り返した。
カイルは槍を構え、力強さを示した。
セリアは弓を構え、冷静さを示した。
夜風が吹き、月明かりが揺れた。
六人は森の入口に立ち、呼吸を整えた。
「……守るために振るう。それが、僕たちの誇りだ」
胸の奥に、誓いが宿った。
森へ向かう道は、六人の絆を深める時間となった。




