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吸血姫Nullが人間に堕ちるまで 〜第二部制作中〜  作者: 早乙女姫織


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ミデン編 第十七話  訓練場に響く、刃の音

「今日もここにいたのか」


夜の訓練場は静まり返っていた。

昼間の喧騒が消え、月明かりだけが石畳を照らしていた。

ミデンとリュカは、互いに剣を構えていた。


「……一緒に稽古をしよう」

リュカの声は低く、だが確かな熱を帯びていた。

ミデンは短剣を握りしめ、頷いた。


「守るために振るう。それが、僕の剣だ。君となら、誓いを確かめられる」


二人は呼吸を整え、刃を振った。

剣と短剣がぶつかり、衝撃が走った。

音が夜に響き、火花が散った。


「……重い!」


ミデンは息を呑んだ。リュカの剣は鋭く、力強かった。

だが、彼は呼吸に合わせて短剣を振り、衝撃を受け止めた。


稽古は続いた。

リュカの斬撃は容赦なく、鋭く迫った。

ミデンは必死に受け止め、踏み込んだ。

汗が滴り、呼吸が荒くなっても止めなかった。


「……恐怖を忘れるな」


ヌルの声が記憶に響いた。


ミデンは呼吸に合わせて刃を振り、恐怖を力へと変えた。

リュカは目を細め、笑みを浮かべた。


「……いい動きだ。孤独を知る者の剣だ」


ミデンは頷いた。


「君も同じだ。守るために振るう。それが、僕たちの剣だ」


模擬戦が始まった。

互いに構え、呼吸を整えた。


「……始め!」


リュカが踏み込み、剣を振った。

ミデンは短剣で受け止め、衝撃を弾いた。

刃が光を散らし、音が夜に響いた。

攻防は続いた。

リュカの斬撃は鋭く、力強かった。

ミデンは呼吸に合わせて短剣を振り、恐怖を忘れずに立ち続けた。

汗が滴り、呼吸が荒くなっても止めなかった。


「……守るために振るう。それが、僕の剣だ」


その言葉は、夜に響いた。

リュカは踏み込み、剣を振った。

ミデンは短剣で受け止め、衝撃を弾いた。

刃が光を散らし、火花が散った。


「……強くなったな」


リュカの声は、夜に響いた。


「君もだ。孤独を知る者の剣は、誓いを深める」


模擬戦は続いた。

互いに踏み込み、刃を振り続けた。

汗が滴り、呼吸が荒くなっても止めなかった。

やがて、剣と短剣がぶつかり、衝撃が走った。

互いに後退し、呼吸を整えた。


「……これで終わりにしよう」


リュカの声は、静かに夜に響いた。

ミデンは短剣を収め、頷いた。


「守るために振るう。それが、僕たちの剣だ」


夜風が吹き、月明かりが揺れた。

訓練場に響くのは、二人の呼吸だけだった。

孤独を抱える者同士が、模擬戦を通じて心を通わせていた。


「……いつか、俺たちは証明する。弱いと笑われても、立ち続ければ強くなれる」


リュカの声は、静かに夜に響いた。

その言葉に、ミデンの胸に熱が広がった。


「……僕も同じだ。守るために振るう。それが、僕の剣だ」


夜が更け、星が瞬いていた。

二人は訓練場を後にし、石畳を踏みしめながら空を見上げた。

茜色の空の向こうに、仲間の姿を思い描いた。


「……守るために振るう。それが、僕たちの剣だ。そして、誇りでもある」


胸の奥に、誓いが宿った。


「君に似ている人を知っている。エルドという人だ」


「あぁ、表彰されている子だろ。見たよ」


「今度紹介しようか?」


「いいや」


「きっと気が合うと思うんだが」


「他人にはわからないだろうね。分かって欲しくもない。」


リュカは悲しそうに言うのだった。

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