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妄碌鈴虫  作者: タカナハウス
鈴虫にとっての普通の日常
3/5

岩下鈴太は行き会った

初接触。唐突に。

宗伍の性格は、一言でいえば行動力の化身、みたいなもんだ。

成績は僕の少し上、僕は宗伍への対抗心のおかげで、教師から注意を受けずにいる。

そんな行動大魔神の宗伍は、またもや思い付きでどこかに行ってしまったらしい。

何をしているのだろう。また明日聴くか。

「…」 

自分の十メートルそこそこ前に、知らない背中があった。うちの中学のリュックは指定のはずなのに。

という事は、噂の転校生ちゃんだろう。そういえば宗伍から名前を聞いていなかったな…

おや?おやおや?おやおやおや?転校生ちゃんが絡まれているな、しかも先輩に。かなりうざい先輩に。

あの先輩は嫌なんだ、人間の醜さを凝縮したような奴だから。

あーあれはだめだな転校生ちゃんは人の言うことを断れないタイプの人間らしい。やだやだナンパかしら

転校生ちゃんも運がない。

「ねえ君。うち来ない?きっと楽しいと思うよ~。ほら、いいじゃんかぁ」 本当にだめなやつだ。これ

「なあ先輩。僕の同級生にカマかけるのやめてくれます?気分わりぃんで。」

声をかけるしかなかった。そうしないと、きっと後悔する。

「!?」 僕は急に殴られた。嫌な奴だと思っているのは相手も同じだったみたいだ。

「お前さ、空気とか読めないわけ?邪魔しないでくんない?何度も何度も。」

「空気は読むものじゃなくて、察する物なんだよ。」

この場合、相場は「空気は吸う物」だったろう。



いきないバトル展開…びっくりしたよね、ホントに。

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