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にとの気になる爪の垢  作者: 弐兎月 冬夜
1/5

シン・ウルトラマンを観た

映画評論はあまりしないのでちょっと思った事だけを書き留めてみました。


≪シン・ウルトラマンを観た≫


*****************

 本編に行く前に、ネタバレ含みますのお断りです。

自分はネタバレって気にしない人なので、内容は覚えてる範囲で書いていきますけど、気になる人は読まないでください。

 あと、映画は好きだけど、映画の評論は門外漢だし、深読みとかしないので、深く知って楽しみたい人はよそでお願いします。

*****************




 シン・ウルトラマンは予告で今年気になっていた映画だったので、ネットで見られるようになって早速見てみました。飼い猫が死んでぼんやりしていた時だったので、久しぶりにこれとマスカレードナイトとか見てたんだけどさ。

 他の映画評とか見てないんだけど。

 結果的には面白かったねー。


 で、自分の感じ方としてはこれってコメディ。


  とゆうとらえ方でした。


 確かに昭和の30~40年代にウルトラQから始まった円谷プロの作品で幼年期を過ごした者にとっては懐かしいと同時に随時ツッコミが入るのである。大人になってからウルトラマンを見るという事はこういう事なのかい! と寂しくもあり嬉しくも無し。


 しょっぱなからタイトルのもじりとか全編通してのオマージュ作品でしょうか。長澤まさみさんが巨人化して兵器として転用できないかと世界中が模索するというのは進撃の巨人を彷彿した。(これってウルトラQの「1/8計画」の逆バージョン?)

 長澤まさみさんが巨大化して歩くシーンでは盗撮マニアが踏みつぶされないかと下衆な想像もしたものである。


  (まだエロい自分が生き残っていた!!)


 ところで、なんでコメディというとらえ方をしたのかというと、あちこちツッコミを入れたからでじゃなくてですね。エンディングです。笑えるようなエンディングではなくて、普通に見れはほっこりするような場面なんでしょうけど、自分としては「これって怖くねーか?」と思ってしまった訳です。子供を助けて死んだ神永(斎藤工)さん

  (そもそも非難した街に子供が一人だけいて、なんで神永さんが一人で助けに行っちゃうんだろうという疑問はとりあえず置く)


  が


  (あー読みづらくなっ・・・ リセット)


 子どもを助けて死んだ神永さんがウルトラマンに命をもらって生き返るという(くだり)だ。


 「おかえりなさい、神永君。」


とは、どういう意味なのか? ただ単に「生き返ってよかったね。」なのか?

 あるいはウルトラマンのリメイクが出来ての製作的な「おかえりなさい。」なのか?

  いやいや、それは穿ち過ぎかな。


 ま、どうして自分がこのシーンが怖いなと思ったのか。


 神永君の視線からのシーンだったからである。


 普通だと、神永君が映って終わるというシーンが想定される訳だが(ほんとか)生き返った本人からの視線だけで、禍特対の仲間だけが映っている。


 神永君は本当に神永君なのか? 

 姿形は神永君なのか?

  カフカの変身みたいに、ウルトラマンの姿で生き返っていたとしたら、その後の彼の人生はどうなるのだ。


 っていうか、人間は群れを成して生きるのだという事が云いたかったのであろうか?

 それはコーヒーの伏線もある事だし。

 「おかえりなさい」

それは観客に言っている言葉なのか?


 外星人は個で独立してるというけれど、メフィラスやザラブは確かに一人で来てたけど、星に一人しか生存してない訳じゃないでしょう。ゾーフィだって組織人じゃん。

 そんでもってウルトラマンが「人間は群れで生きている。」というのが「プロトカルチャ~!!」だったんでしょうけど、それが云いたかったのだろうか(うーん。そうなのか?)


 最近は<大怪獣のあとしまつ>とか、<怪獣8号>(ちょっと違うかな)とかファンタジーをリアルに描くとどうなるか的な物語が目立ってきている気がするのです。(で、どうなの? どーでもいいんだけどね。)


 庵野さんの作品って、エヴァンゲリオンでも思ったけど、どっか「人間って生きてていいのか?」的な問いかけがあるような感じがする。でもなんか答えが無いような感じなんだよね~。

 今回のヤツにしても、終わり方だけで「お前ら、ちっとは考えろよ。」って言われてるような気がするのだよ。でも分かんないんですぅ。

 この辺って70年代のニューシネマ期の感じでしょうか?


 さて、怖いのは饅頭です。

 いえ、最後の終わり方です。良いコメディ作品ってのは、きっとどこか怖い。笑えている自分がよく考えると笑えなくなる。そんな世界観があると思います。

 例えば、チャップリンの<黄金狂時代>で、(淀川長春氏が最高の映画だと言っていた)チャップリンが自分の革靴を食べるシーンとかは当時の人はゲタゲタ笑ってたんだろうけど、そこには庶民の悲しみがきっとあったと思うんだよ。大恐慌とかあった時代だしね。

 それに似たような感覚は、映画じゃないけど<ソウル市民>を観た時も思ったよ。

 笑う自分が、自分を笑っていることに気づいて行くという恐ろしい演劇だった。


 だからね。

僕は良質のコメディってのは本当は怖いんじゃないかって思うんだわ。


  さて、・・・何を書いてるか分からん・・。  ごめんなさい。

猫が邪魔する・・・。

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