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あの瞬間キミに恋した  作者: 桜川椿
第1章
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マ・マリ?これのどこをどう取って仲良いとか思えるのよ?

どうみても、最悪な仲じゃないのよぉ。

マリのその言葉に、さらに泣きたくなる私だった。


「ところで・・・」と櫂斗が話し始めた。


「俺、また前の家に住む事になったから これから、よろしくなぁ~~紗羅」と櫂斗が含みのある笑顔で言った。


え?なんだって?また、あの家に住むって?

ってことは、また仲良くしなきゃ行けないって事ぉ?

イヤだ~~!!櫂斗とは仲良く出来そうにないよ。


「紗羅早く帰るぞ!!」と突然櫂斗に言われる。


「は?なんで私が櫂斗と帰らないといけないのよ!!」


「だって紗羅のおばさんに櫂斗君これからは登下校、紗羅としてね~~お願いよ~~って頼まれたんだよ」と櫂斗が呆れたように言った。


お・お母さん・・何でそんな余計な事頼んだのよぉ!最悪だよ。


そんな事を思ってるとマリが小声で話しかけてきた。


「紗羅一緒に帰ったら?櫂斗君のこと好きなんでしょ?」


な・なんかマリ、激し~~く勘違いをしちゃってるみたいだ。

ちゃんと違うって伝えないと。


「は?な・なんで私が櫂斗の事を好きなのよ!!」


「え?ずっと、そうだと思ってたんだけど?違うの?」


「違うよ!確かに昔は櫂斗の事好きだったけど・・・今は違うから、誤解しないでよね」とマリに必死に言った。


「え~~本当に?怪しいなぁ~でも・・・まぁいいや。紗羅がそこまで言うんなら信じるよ」


「マリありがと~」と私は笑顔で言った。


よ・よかった。どうやら誤解は解けたみたい・・・たぶんね。


「私はマリと一緒に帰るし、櫂斗は1人で帰りなよ」


「いいわよ!!私は1人で帰れるから。櫂斗君紗羅の事よろしくね~~。」


マ・マリの裏切り者ぉ~~~。信じるって言ったのに。


「じゃあ、またあしたね。七瀬さん、おい!!紗羅早く帰るぞ!!」



「わ・わかったわよ!!!」

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