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あの瞬間キミに恋した  作者: 桜川椿
第1章
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そうして私と櫂斗は、約束した。


あの頃の私達って大胆だね・・・。

ずっと側にいて、守るってプロポーズみたいなもんだよね。


あの頃の櫂斗は、私のことを好きだって言ってたけど。

今は、どうなのかな?

私も、まだ櫂斗の事好きなのか自分でも分からない・・・。


でも、私は・・・あの日の約束を、今でも忘れられずにいる。



櫂斗も、あの時の約束を覚えてくれてるんじゃないかって信じてるの。



幼い頃に交わした約束を・・・・。




そして下校時間・・・。


私はマリの元に行った。

もちろん一緒に帰るためだ。


「マーリー!!一緒に帰ろ~」


「じゃあ帰ろっか紗羅」とマリが言った時


「七瀬さん久しぶり」と櫂斗が声をかけてきた。


コイツ何を言うつもり?


「櫂斗君本当に久しぶりだよね。今日はビックリしちゃったよ私」とマリが言った。


「七瀬さん、すっごく綺麗になったよね」


コイツ、何考えてんだか。


「それにくらべて紗羅は・・・」と櫂斗が何かを言おうとした時。


「なによ?櫂斗、アンタ一体何がいいたい訳?」


「あははっ やっぱりお前昔と全然変わってないなぁ」とニヤリと笑いながら言った。


うっ!確かに私は昔の面影ありまくりだけど。

櫂斗にだけは、そんな事言われたくない。


私は櫂斗に言った。


「櫂斗よ~~く見なさいよ!私だって成長してるんだから」と言うと


「どこが、どう成長してるんだよ?紗羅?」と反撃してきやがった。


背だってあの頃よりかは伸びたし(150cmしかないけど)、頭も昔よりは断然良くなったし・・・。

あとは、なんだろう?何かないかな?

ヤバイ・・・自分の事なのに。

どこが成長したかと聞かれると全然思いつかない。


しばらく黙っていると、櫂斗が「ふっ!紗羅の負けだな、1つも出てこないのか?」と、また鼻で笑って言った。


くっ・くっ・くやしいぃぃぃぃ~~~!!!

反撃出来ない自分が情けなくて涙が出てきそうだ。


それを間近で見てたマリが

「ふふっあんた達、昔と全然変わってないわね仲良いじゃない」と笑顔でそんな事を言ってくる。

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