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あの瞬間キミに恋した  作者: 桜川椿
第2部 第1章
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「え?」


「ケンカをして始めて気づくことも、たくさんあるからね。お父さんもお母さんも色々とあったよ。なぁお母さん」


「ええお父さん」


「え?色々ってどんなことがあったの」


「ははっ。それは秘密だ!」


「ええ~~っお父さん教えてよ~~」


「簡単には教えないわよ~紗羅」


「はいはい、わかりました」



教えてくれてもいいじゃない。ケチ~~。

でもお父さんとお母さんもいろんなことがあったんだ。

何か不思議・・・お父さんとお母さんって問題なくゴールインしたのかと思ってた。

全然気付かなかった。だってすっごく幸せそうなんだもん。

私もお父さんとお母さんみたいな夫婦になりたいな。



「お父さんお母さんありがとう。じゃあいってきま~~す♪」と言って玄関に行った。


ドキドキ・・・。

櫂斗いるかな?

うん、きっといるよね!!!


そしてドアを開けた・・・。



あっ!!櫂斗いた!!!

よかった~~♪



「櫂斗おはよう。」


「おはよう。今日は早いな紗羅」


「え?あははっ、まあね~~~」


「あのさ、昨日のことなんだけどさ」


「うんあれだよね、高校卒業してから結婚って言うのは早すぎるよね。うちのお母さんもなに考えてるんだか」


紗羅・・・正直に言うけど、俺は当分結婚とか考えられない」


「うん分かってる。まだ早過ぎるもんね」


「ああそうだな」と笑顔で言う櫂斗。



それにしても、今の櫂斗の笑顔は犯罪だよ。

かっこ良すぎて・・・。

私こんなに櫂斗のことが好きで心臓持つかな、あはははっ!


でも、櫂斗も私と結婚したくないんじゃないらしい?からよかった。なんで疑問系なのかと言われれば、そう私は自分に自信が持てないからだ。


私は櫂斗に釣り合ってるのかと、ふとそんな事を考えてしまう。


でも・・・たとえ、みんなに釣り合ってないって言われたとしても、私が櫂斗を好きな気持ちは変わらない。


ううん・・・櫂斗を好きな気持ちは誰にも負けない。その自信なら200%くらいあるんだから!



「じゃあ学校行こっ櫂斗!」


「ああ」

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