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あの瞬間キミに恋した  作者: 桜川椿
第1章
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いろいろと昔を思い出していたら

櫂斗が私に小声で話しかけてきた。


「ふっ!紗羅久しぶりだな。相変わらずマヌケな脳みそしてるなぁ。普通気づくだろ?ぶつかった時に顔を見てるんだからさ」と櫂斗は言った後、私を鼻で笑った。


むぅぅぅ~~~!!ムカつくぅ~~!!

櫂斗のヤツ、私をバカにしてぇぇぇ!!!

すんご~~~く嫌味なヤツになってるし。


って言うか、昔からムカつくヤツではあったんだけど。

昔の+50倍くらいに成長?しちゃってるよ。

昔の櫂斗は、少なくとも今より数倍可愛かった。

イヤ、今も顔だけは綺麗なんだけど・・・って

何を言ってる私~~~!!

男は顔だけ良くてもダメなんだって。

性格も良くなくっちゃあ。


って言うか、櫂斗は変わりすぎだ!!

背もあんなに伸びちゃってさ。

しかも、スタイルもいいし。

何でこんなに、変わっちゃったんだか・・・。

そう思うと、昔の櫂斗って可愛かったんだなぁとしみじみ?思ってしまう私。


昔は私の事を紗羅ちゃんって呼んでたんだよね。

私も櫂斗君って呼んでた時期あったし。

でも、その後すぐに櫂斗って呼び始めたんだけどね。


そうだ!幼い頃・・・幼稚園の時かな。


ある約束をしたんだ・・・櫂斗と・・・。



櫂斗は覚えてくれてるかな?



あの日、いつものように櫂斗と公園で遊んでいた私。

今まで天気がよかったのに、急に雲行きが怪しくなってきて・・・雷が鳴り、猛烈な雨が降って来た。


「紗羅ちゃん、雨降ってきちゃったね・・・雷もすごいし・・・怖い?」と心配そうに言う櫂斗。


すごく怖かった私は


「うん・・・すごく怖いよぉ~櫂斗君」と言って櫂斗の手を握った私。


「実は・・・僕も怖いんだ・・・。でも、紗羅ちゃんの事大好きだから守りたいんだ!!エヘッ」と恥ずかしそうに笑って言った。


「これから先も、ず~っと紗羅ちゃんの側にいて守ってもいいかな?」


「うん、櫂斗君ありがとう♪私も大好き♪」


「うん、じゃあ、約束だよ!紗羅ちゃん」


「うん、櫂斗君!!約束ね♪」

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