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あの瞬間キミに恋した  作者: 桜川椿
最終章
41/172

40

「ただ単に家が近くだからじゃないの?」


「そうよね!!渋谷さんが羨ましいぃ~~~!!!」


「本当本当」


って声が聞こえてきた。


ちょ・・・ちょっと、丸聞こえなんですけど!!!


すると拓哉君がやって来た。


「紗羅ちゃんおはよう」と、すごい綺麗な笑顔で言う。


「おはよう拓哉君」と微妙な顔で言った。


「岡田君もおはよう」


「おはよう・・・」


ん?なんか櫂斗の様子が変だ。


「今日も2人で来たの?」と拓哉君が聞いてくる。


「うん・・・そうだけど」


「そうなんだ・・・。ねぇ紗羅ちゃん、明日からは僕と一緒に登下校しない?家も近いしさ」


え?エーッ!!!私と拓哉君が一緒に登下校?


な・・なんで、そんな事言うの?拓哉君。

ど・・・どうしよう・・・。

私は櫂斗と一緒じゃなきゃイヤだよ!!


すると櫂斗が

「それはダメだ!!紗羅のおばさんに頼まれてるから」


「ふ~ん・・・だけどそれは、ご近所さん同士だからじゃないの?それに、紗羅ちゃんと付き合ってる訳じゃないんだよね?それなら僕でもいいと思うんだけど」と自信ありげに、言った。


確かに、私と櫂斗は付き合ってないけど・・・。

だからと言って、拓哉君と一緒にって訳には行かないよ。

私は、櫂斗が好きだから。


すると櫂斗が

「ふっ!俺たち付き合ってるから、一緒にいるの当たり前なんだけど?なぁ紗羅!!」と言い、櫂斗が微笑んできた。



か・・・櫂斗?なに言っちゃってんの?


はっ!!でも、そういう事にしとけば、この状況を脱出出来るよね。


櫂斗サンキュ!!!


「うん、私櫂斗と付き合ってるんだ」


「本当に?」と疑わしい目で聞いてくる拓哉君。


うっ・・・ヤバイ。もしかして嘘ついてるのバレてる?


「やだなぁ!!本当だよ拓哉君。」


「相沢いい加減にしろよ!!嘘なんてつく訳ないだろ」


「そっか、そうだよね。うん、わかったよ。疑ったりしてごめんね、紗羅ちゃん」


「ううん、いいの。わかってもらえたら」


「紗羅、そろそろ行くぞ!!」


「うん、わかった。じゃあ、私先に行くね。」


「うん。またあとで」


そして教室に向かった。

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