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あの瞬間キミに恋した  作者: 桜川椿
最終章
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165

そしてそんな櫂斗が可愛いくて仕方なかった私は櫂斗の頬にキスをした。




櫂斗って結構甘えてくる時があるんだよね。



甘えたな櫂斗も可愛くて大好きだよ❤




すると櫂斗は「そんなキスじゃ足りない」と言って私の唇にキスをした。




!!!


不意打ちだよ・・・。


でも嬉しいなんて思ったりして。




「ふっ紗羅顔真っ赤だぞ」


「櫂斗が急にキスなんかするからじゃん!!!」


「我慢出来なかったんだから仕方ないだろ?」と笑顔で返してくる櫂斗。




我慢出来なかったって・・・よくそんな恥ずかしい言葉言えるね櫂斗は・・・。




でもそんな顔で言われたら、何も言えなくなるじゃない!!ズルイよ櫂斗は・・・。




「我慢って・・・櫂斗のエッチ」


「エッチってお前なぁ・・・好きな子に触れたくなるのは当たり前のことなの!!」



うっ・・・それはそうかも。


櫂斗に触れられなかったら寂しいもん・・・。


でも、声に出して言わないで欲しいなぁなんて・・・。




私がなにも答えないでいると「紗羅は俺に触れたいとか思わないわけ?」と櫂斗が聞いてきた。


「そういうわけじゃないよ」


「なんだ、じゃあ何も問題ないじゃん♪」


「もう・・・わかったわよ。だけど人前ではキスとかしないでね!!!」


そして櫂斗は「なるべく気をつけるよ。なるべく・・・ね・・・❤」と言いニヤリと笑った。





なに、その合間は!!!



そしてこの顔は、全然分かってない証拠だよ!!



櫂斗は人に見られても平気なの?



私は絶対に嫌・・・だって・・・恥ずかしいもん!!!



でも櫂斗って平気そうだよね・・・。


よく考えてみたら、櫂斗と私って全然違うタイプだよね?



違うタイプの私達が付き合ってるって言うのも少し不思議かも・・・。




そんなことを思っていると「じゃあ俺そろそろ帰るな」と櫂斗が言った。




そっか・・・もうこんな時間かぁ・・・もうちょっと一緒にいたかったかも。




「うん」


「紗羅どうした?もしかして俺が帰るの寂しかったりする?」と意地悪そうな顔を浮かべながら言う櫂斗。




・・・。


櫂斗に言い当てられちゃった・・・。


私そんなに寂しそうな顔してるのかな?


そう思うと恥ずかしくなってきた。



「そんなことないもん!!!」


「ふっ、紗羅って素直じゃないよな本当」


「櫂斗だってそうじゃない」


「ははっそれもそうか」


「明日も来るの?」


「当たり前だろ?」


「そっか・・・じゃあまた明日ね」


「明日まで良い子にしてるんだぞ」と言って私の頭を撫で撫でする櫂斗。


「子供じゃないから!!!」


「ははっ。じゃあまた明日な♪」そう言って櫂斗は帰って行った。




もう櫂斗は・・・また子ども扱いした!!!



でも私と櫂斗って、進展ないような気が・・・。



気のせいかな?



あっそっか!!!



私に色気が足りないんじゃ・・・。



そっかぁ~~~!!!



ってなに頷いてるのよ私は・・・。



でも理由に気づいたところで、色気が出るわけでもなく・・・。




はぁ・・・もっと色気が欲しい・・・。



そう、マリみたいなセクシーな女の子になりたい!!



なれるのかな?童顔な私が・・・。



うん・・・頑張ればなれるよ・・・ファイトだ私!!!

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