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「うんそうだよね。櫂斗も下の名前で呼ぶの!!分かった?」と少し強めに言ってみた。
「ったく・・・紗羅が言うんならいいよ」
「ふふっよかったね拓哉君♪」
「僕は別にどっちでもいいんだけどなぁ・・・」
ははっまだ何か言っちゃってるよ。
でもこの2人・・・なんだかんだ言ってやっぱり仲良いよね♪
「じゃあそろそろ帰るよ。紗羅ちゃんまた学校で会おうね♪」
「うん♪」
「じゃあな拓哉」
やっと言ったよ。
しかもなんか櫂斗照れてるし。
アンタは女の子か!!!と心の中でツッコミを入れた。
「ああ」と言う拓哉君もなんか照れてるし。
2人とも可愛い♪
男の子に可愛いって思うのは失礼だと思うけど、可愛いもんは可愛いから仕方ないよね・・・うん❤
それから拓哉君は帰って行った。
「ねぇ櫂斗、拓哉君って良い人だよね」
「そうか?」
もう櫂斗は素直じゃないなぁ・・・。
「櫂斗は素直じゃないなぁ・・・。拓哉君のこと本当は結構好きなくせに」
「俺はあんな奴好きじゃねぇって!!」
「はいはい分かりましたよ」
ぷっ!!!なんか櫂斗が必死だ・・・。
これは面白い♪
「紗羅お前楽しんでるだろ?」と櫂斗に睨まれた。
「はい、そんな怖い顔しない」
「紗羅がふざけてるからだろ?」
「ふふっ櫂斗可愛い~~~❤」
「可愛いだと?俺は可愛いじゃなく、かっこいいんだよ紗羅」
「ううん櫂斗は可愛いよ」
「はぁ・・・なんか疲れた・・・」
ぷっ!!ちょっとからかいすぎたかも。
「ごめんって、ねっ櫂斗♪」
「二度と可愛いなんて言うなよ?」
「うんわかった♪」