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あの瞬間キミに恋した  作者: 桜川椿
最終章
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157

でもびっくり・・・藤堂さんの息子さんがこの病院で働いてるなんて。



しかもあのかっこいい先生だと言うから驚きも2倍だよ!!!



そう思ってるとコンコンとドアが鳴った。



「どうぞ」



誰かな?


櫂斗かも・・・♪



そしてドアが開き「紗羅ちゃん」と呼ばれ私は振り向いた。


空だった・・・。



「久しぶりだね空」


「うん」



私が最後に空に会ったのは事故前のことだから、かなり久しぶりってことになる。



「空は元気だった?」


「うんそりゃもちろん元気だよ」


「そっかよかった・・・」


「紗羅ちゃん・・・よかったよ意識が戻って・・・」


「ごめんね心配かけたよね・・・。でもほら、もう大丈夫だから・・・ねっ」と言って笑った。


「うん。もう心配させないでよ紗羅ちゃん」


「うん。気をつけます」


「うんうん良い子だね紗羅ちゃん」



良い子って・・・また子ども扱いしてるよね空は・・・。



「はいコレあげる♪」と言って空は私に小さな花をくれた。


「わぁ可愛い❤」


「気に入った?」


「うん・・・私チューリップ大好きなんだ。ありがとう」


「気に入ってもらったみたいで嬉しいよ♪」


「そうだ・・・。岡田は毎日来てるんじゃない?」


「うんそうだけど、なんで知ってるの?」


「ふっ・・・だってアイツ紗羅ちゃんが事故に遭ってから、毎日ここに来てたからな」



え?毎日って・・・。


本当に?



「その顔だとアイツなにも言ってないみたいだね」


「うん・・・知らなかった」


「紗羅ちゃんがいつ目覚めてもいいように毎日来てたんだと思うよ。さすがに学校終わってからしか無理だけどね」



櫂斗・・・毎日来てくれてたんだ。


私のところに・・・。


ずっと側にいてくれてたんだね。


ありがとう。


私すっごく嬉しい。



でもね櫂斗・・・私のこと心配してくれるのは嬉しいけど、そのことで櫂斗が倒れちゃったら、それこそ私辛いんだよ?だから自分の身体のことも考えてねお願いだから・・・。



私は櫂斗がいないとダメなんだから・・・ねっ櫂斗。

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