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あの瞬間キミに恋した  作者: 桜川椿
第5章
150/172

149 ☆櫂斗視点☆

それだけでいいのか?



それだけで俺を許してくれるのか?愛野・・・。




「うん・・・言われなくても俺は毎日ここに来るよ」


「ははっお前・・・なかなか言うじゃん!!!それでこそ俺の未来の弟だ」




弟って・・・本当にそう思ってくれてるのか?




「俺・・・あんたのこと兄さんなんて呼びたくないな」


「ふっ・・・言ってろよ・・・。お前はいずれ俺のことを兄さんって呼ぶことになるからさ♪じゃあ俺帰るわ。紗羅のこと頼んだぞ櫂斗」


「ああ」




そうして愛野は帰って行った・・・。




そして次の日の朝・・・。




俺は重い体を起こし部屋を出た。



そしてリビングに行った。


「櫂斗おはよう」


「おはよう母さん」


「紗羅ちゃんどうだった?大丈夫なんでしょ?」


「ああ大丈夫だよ。でも・・・いつ目を覚ますかわからないんだ・・・」


「そうなの・・・。早く目を覚ましてほしいわね紗羅ちゃん・・・」


「うん・・・。じゃあ学校に行って来る」


「いってらっしゃい。櫂斗、元気出すのよ!!!」


「うん分かってるよ。ありがとう母さん」

そして俺は学校に向かった。



学校に着いた時「岡田ちょっと話しがある・・・」と一条がやって来た・・・。




話か・・・。



紗羅のことだな・・・。



「ああ分かった」




今から授業があるけど・・・こっちの方が大事だ・・。




そして人気のない体育館裏に向かった。




「岡田・・・なんで紗羅ちゃんあんなことになった?」


「ごめん・・・俺のせいだ・・・。紗羅は俺を庇ったんだ・・・」


「そっか・・・そういうことか・・・。なぁ岡田」


「なんだ?」


「ケンカの原因はなんだったんだ?」



「・・・」




そっか・・・俺と紗羅がケンカしてたこと知ってるんだな一条は・・・。




「理由を言ってくれ!!紗羅ちゃん泣いてたんだ・・・」




紗羅・・・泣かせてたんだな・・・ごめんな・・・。




「吉井由架子に脅されてたんだ・・・。俺と付き合わなかったら紗羅の正体バラすってな・・・」


「なるほど・・・。それでどうするんだ?」


「なんとかする・・・。絶対に!!!」




このままで済ませない俺は・・・。



「ふっそうか・・・。頑張ってくれ・・・」




どうするのか聞かないのか?




「ああ」


「それから、紗羅ちゃんの様子もちゃんと見てろよ。今度泣かせたら俺が奪うから!!」


「ああわかってるよ」

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