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あの瞬間キミに恋した  作者: 桜川椿
第5章
149/172

148 ☆櫂斗視点☆

七瀬が帰ってから1時間が過ぎた・・・。




急にバタバタバタと走る音が聞こえてきた。



そして部屋の前でその足音は止み、ドアが開いた。




「紗羅!!!」



入って来たのは愛野だった・・・。



「晃か・・・遅かったな・・・」


「ごめん父さん・・・用事があって、なかなか抜けれなかったんだ・・・」


「そうか・・・」


「晃君・・・早く紗羅ちゃんの側に行ってあげて」


「うん分かってるよ母さん・・・」



そして愛野は紗羅の側へ行った。



「紗羅・・・聞こえるか?早く起きて笑顔を見せてくれ紗羅」と泣きながら言う愛野・・・。


「じゃあ僕帰るよ・・・明日も早いから・・・もちろん明日もここに来るけど・・・」と苦笑いをしながら言う愛野。


「ああ分かった」


「晃君ちゃんと眠るのよ?」


「うん分かってるよ、ありがとう母さん」


そう言ってから愛野は俺に小声で「話があるから来てくれ・・・」と言った。


「ああ・・・」


「じゃあ僕も失礼します。毎日来ますので・・・」と一礼をして部屋を出た。


「ここじゃなんだから、あっちへ行こうぜ・・・」と愛野が言った。


「ああ・・・」




そして俺達は談話室に向かった・・・。



そして談話室・・・・。



「なぁ・・・なんで紗羅が事故になんか遭う?」


「ごめん・・・俺のせいだ・・・。俺を庇ったせいで紗羅は・・・」


「そうだよな。お前が悪いんだよな櫂斗?」


「ああ・・・」




ドスッ!!!っと音が聞こえた瞬間俺の腹に痛みが走った・・・。




そう・・・俺は愛野に殴られた・・・。



痛い!!!


でも・・・殴られて当然なんだよ・・・。



むしろ殴ってくれて有難かった・・・。




「これでチャラにしてやるよ」


「え?」


「だから、お前のせいであんな目にあった紗羅の償いに お前は紗羅の目が覚めるまで毎日ここに来るんだ。わかったな!!!」

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