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あの瞬間キミに恋した  作者: 桜川椿
第5章
148/172

147 ☆櫂斗視点☆&☆マリ視点☆

☆櫂斗視点☆


「電話をしてくるので失礼します」と言い俺は病室を出た。




そして携帯を取り出し七瀬に電話をかけた。



呼び出し音が鳴る・・・。



プルルルル・・・・・プルルルル・・・・プルルルル・・・。



頼む出てくれ・・・。




プルルルル・・・カチャッ





「もしもし櫂斗君どうしたの?もしかして紗羅になにかあったの?」





よかった出てくれた・・・。




でも・・・七瀬勘がよすぎるな・・・。





「そうだ・・・紗羅が事故に遭った・・・」


「本当なの?」


「ああ」


「紗羅は大丈夫なのよね?」


「うん・・・でも・・・植物状態になるかも知れないって医者が言ってた・・・」


「嫌よそんなの私は許さないわよ紗羅!!!なんでこんなことになったの・・・」


「俺のせいなんだ・・・。俺を庇って車に轢かれたんだ・・・。ごめん・・・」


「そういうことなの・・・。でも紗羅のしそうなことね。体がとっさに動いたのよきっと・・・。とにかく病院教えて、すぐに行くから」


「ああ」




そして俺は病院を七瀬に教えた。



紗羅よかったな、七瀬がすぐに来てくれるからな。




そして30分が経った頃・・・。



「櫂斗君、紗羅がいる部屋どこ?」と七瀬が息を切らしてやって来た。


「七瀬来てくれてありがとう。案内するよ」



そして紗羅の病室へ行った。



「ここが部屋だよ」


「そうわかった」


「紗羅の友達が来てるんですけど、通していいですか?」と親達に聞いた。


「紗羅の友達?いいよ早く通しなさい」


「はい。七瀬入っていいって」


「はじめまして七瀬マリです」


「マリちゃん来てくれてありがとう」


「おばさま・・・。紗羅はきっと良くなります。絶対に・・・」


「うんそうね・・・ありがとう」


「紗羅・・・早く目を覚ましなさいよ。みんな待ってるんだから!!」と力強く紗羅に言う七瀬。





そうだぞ紗羅・・・。早く目を覚ましてくれ!!!





「では毎日様子を見に来ますので」と笑顔で言い七瀬は帰って行った。


「マリちゃんかいい子だったな」と紗羅の父親が言った。




うん・・・七瀬はいいヤツだよ本当に・・・。




「ええ本当にいい子なの。前に紗羅ちゃんと一緒に買い物に行ったことがあるのよ。マリちゃんがお友達で嬉しいわ♪」


「そうだな」




☆マリ視点☆

さっき櫂斗君から電話があった。


紗羅が事故に遭ったって・・・。



その言葉を聞いた時、心臓が止まるくらいびっくりしたんだよ紗羅?




そして私は今病院にいる・・・。





そして私の目の前には痛々しい紗羅の姿・・・。





紗羅・・・どうして櫂斗君を庇ったの?






そう紗羅に聞いたら紗羅のことだから「体が勝手に動いちゃった」って言うんでしょう?紗羅?




でもね紗羅・・・それで紗羅が死んじゃったらダメじゃない!!




って言うか死んだら一生許さないんだからね紗羅!!!



紗羅・・・紗羅のことをみんな待ってるんだよ?




だから早く、目覚めてね・・・紗羅・・・。

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