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あの瞬間キミに恋した  作者: 桜川椿
第4章
135/172

134

え?



私は驚いた。





空の胸辺りに大きい傷跡があったから・・・。





「ねぇ空・・・この傷どうしたの?」





私は気になって空に聞いてみた。




「昔の傷だよ。気にしなくていいよ紗羅ちゃん」と、すごく優しく微笑んだ。





ドキッ・・・。




なに?空そんなに優しく微笑まないで・・・なんか調子狂っちゃうよ・・・。





不覚にも空の笑顔にドキッと私の胸が高鳴った・・・。





なんでなんだろう・・・この笑顔を私は見たことがあるような気がした・・・。




そして急に頭に痛みが走った。


っ・・・痛い・・・頭が・・・。




そんな私の様子に気づいたのか空は「紗羅ちゃんどうした?大丈夫?」と心配そうな顔をする空。



「大丈夫。ちょっと頭痛しただけだから」


「本当に?病院行って診てもらった方がいいよ」


「ううん大丈夫だから・・・ねっ空」


「そう?わかったよ」




うん・・・ただの頭痛だから・・・。


大丈夫だよ。




「そうだ何かあったら困るから紗羅ちゃんのLINEと番号教えてくれる?」




心配してくれてるんだよね空・・・。




「うん」





そして私達はLINEの交換をした。



「それじゃあそろそろ帰るね」


「うんありがとう空」


「じゃあまたね♪」


「うんバイバイ」




なんか私、空と仲良くなってるよね?



でも・・・空悪い人じゃなさそうだし大丈夫だよね?



結構優しい所もあるし・・・。

それにしても・・・空のあの胸の傷はなんなんだろう?




気になる・・・。


空のあの笑顔も・・・。


あと、急に起こった頭痛も・・・。


私頭痛なんてほとんどしたことないのになぁ・・・。


しかも・・・空のあの傷を見てからすぐに痛くなったような?



あ~~~今考えてても仕方ないよね・・・。


うん!!!なるようになるよ・・・きっと!






そして夏休みが終わり学校が始まった・・・。




「マリおはよう」


「紗羅おはよっ!!久しぶりね」


「うん、ちょっと寝不足なんだ・・・」


「ちゃんと睡眠とらなきゃ肌に悪いわよ紗羅」


「うん」


「そういえば、そろそろ進路表出さなきゃいけない時期だよね。紗羅はどうするの?」


「私ね・・・保育士になりたいんだぁ♪」


「ふふっ紗羅にぴったりじゃない?いいと思うよ♪」


「ありがとうマリ、そう言ってくれると すっごく嬉しい♪マリはどうするの?」


「私はね・・・看護士になりたい!!」


「そうなんだ。マリにぴったりだよ」


「そう?ありがとう。お互いに頑張らなきゃいけないわね!!!」


「うん♪」

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