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あの瞬間キミに恋した  作者: 桜川椿
第4章
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「紗羅様、一条様が紗羅様にお会いしたいと仰ってますがどうしましょう?」と瑶子ちゃんが私に聞いた。




は?


なんで空が私に会いに来てるの?


会うの嫌なんだけどな・・・。


でも・・・来てもらって断るっていうのも悪いよね?




「うんわかった。部屋に呼んでくれる?」


「はい分かりました」




そして数分後・・・。





「紗羅様一条様です」




「紗羅ちゃんおはよう♪」


「あの・・・なんで家に来たんですか?」


「紗羅ちゃんに会いたかったからだよ❤」


「もう・・・冗談はやめて下さい!!」


「あははっごめんごめん。ちょっと紗羅ちゃんに聞きたいことがあるんだよね・・・」




なに?急に真剣な顔になったよ?




「聞きたいことってなに?」


「紗羅ちゃんさ・・・。昔誘拐されたんだよね?」




え?なんで空が知ってるの?


誰にも言ってないのに・・・。




「なんで知ってるの?」


「ごめん調べたんだ・・・」




そっか・・・。


それじゃあ空に話してもいいよね?




「そう・・・。そう私は小さい頃に誘拐されたらしいの・・・。でも私はなに一つ覚えてないの・・・。最近私がここの家の子だってわかったくらいだし・・・」


「なんでわかったの?」


「晃君だよ。晃君に、お母様に会って欲しいって頼まれたのがきっかけ。で、お父様がDNA鑑定に出した結果分かったの・・・」


「そうだったんだ・・・。びっくりだね・・・本当にそんなことがあるんだ・・・」


「うん、1番びっくりしたのは私だから」


「そっか・・・。紗羅ちゃんは今の生活どう思ってる?」


「幸せだよ。お父様もお母様も晃君も優しいし」


「そっか・・・それならよかった」




空って・・・良い人なのかな?

なんか私のこと心配してくれてるみたいだし・・・。




「でもやっぱりちょっとショックだったよ」


「ショック?」


「そう。紗羅ちゃんが俺のこと覚えてないってことがね・・・」


「ごめんね空・・・」


「いやいいんだ」





本当に覚えてないんだよね・・・空だけじゃなくて、愛野家にいた時の記憶が思い出せない・・・。



思い出したいような・・・思い出したくないような・・・そんな感じ。




そして私は瑤子ちゃんに飲み物を頼もうと思って歩き出した途端近くにあった椅子に足を引っ掛け転びそうになった。




え?危ない!





ん?痛くない?



そして目を開けると空の腕の中にいた・・・。


空が助けてくれたの?




「空ありがとう」


「うん。紗羅ちゃん大丈夫?」


「うん」




そして空を見ようとした私。




きゃあ~~~空・・・胸ちょっとはだけてるよ?

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